「ポケモンGO」ブームに続けず?韓国でARゲームの人気が急落=韓国ネットが原因を分析

Record China    2018年2月24日(土) 6時40分

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20日、昨年初めに韓国で大ヒットした「ポケモンGO」。ヒットと共にAR(拡張現実)ゲームが人気を博したが、わずか1年で人気が急落したことが分かった。写真は韓国のコンビニ。

2018年2月20日、昨年初めに韓国で大ヒットした「ポケモンGO」。ヒットと共にAR(拡張現実)ゲームが人気を博したが、わずか1年で人気が急落したことが分かった。韓国・ソウル経済などが報じた。

韓国のゲーム業界によると、デジタルマーケティング企業・DMCメディアはこのほど、スマートフォンゲームの利用者202人を対象に先月行なった調査結果を盛り込んだ「2018年モバイルゲーム利用形態報告書」を公開した。

調査の結果、「どんなジャンルのゲームを自分のモバイル機器にダウンロードしたか」という質問(複数回答)に対し、「ARゲーム」との回答は全体の6.4%にとどまったという。昨年の同調査では50.2%だったため、約8分の1に減少したことなる。一方、他ジャンルのゲームについては、その多くが昨年よりダウンロード率が高かったとされる。例えば、女性や中高年層が多く楽しむ頭脳・パズル・ボードゲームは昨年の56.7%から今年は66.3%と9.6%増加。マニア層が多いアーケード・RPG(ロールプレイングゲーム)も1年間で30.7%から42.6%と大幅に増加したとのこと。

この結果を受け、同企業はARゲームの人気が急落した理由について「ARのヒット作であるポケモンGOの熱が冷め、これに代わる後続打がなかったから」と分析している。昨年初めにポケモンGOが異例の人気を集めるや、韓国ゲーム業界では「ターニングメカード」「キャッチモン」などAR新作の発売が相次いだが、これといった大きな反響はなかったそうだ。カカオゲームズでも、昨年2月にカカオトーク基盤のARゲームの発売を奨励しようと別途のソフトウェア開発キット(SDK)をパートナー企業に提供したが、いまだ成功事例は示せていないという。

韓国ゲーム業界のある関係者は「ARゲームはカメラや位置情報などスマートフォンの技術とゲームメカニズム(作動原理)に関する深い理解が必要なため、開発難易度が決して低くない。各開発会社は負担のない実験作を発表しており、チャンスを模索する状況がしばらく続くものとみられる」と説明しているという。

韓国のネットユーザーからは「(ブームは)すぐ終わったよ。何を今さら」「実際に捕まえるわけでもないしね。それなら寝袋と網を持って昆虫採集した方がマシ」と冷静な声が目立つ。

また、原因を分析するコメントも多く寄せられているが、「(ポケモンを)集めるばかりでこれといったコンテンツがなかったじゃん」「試みは良かったけど、捕まえるために移動するのが面倒で続かないという短所がある。誰もがゲームは簡単に机の上で楽しみたいと思っている」「ゲームを不正に操る人が出てきたから。一生懸命出歩いて捕まえても、家で指を動かすだけで捕まえるやつらがいるせいで台無し。ユーザーにも法的制裁を加えるべき。ゲームを単純に楽しみたい」「後に発売されたマネっこゲームがつまらなかったから発展できないのだろう」など人によってさまざまだ。(翻訳・編集/松村)

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