列車のドアが閉まらなくても「問題なし」、運行を続けた韓国ソウル地下鉄に批判の声=「安全不感症が深刻」「オープンカーの感覚?」―韓国ネット

Record China    2017年8月17日(木) 6時10分

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15日、韓国のソウル地下鉄8号線で、列車がドアを開けた状態で7駅を運行する事態が発生した。写真は韓国の地下鉄。

2017年8月15日、韓国のソウル地下鉄8号線で、列車がドアを開けた状態で7駅を運行する事態が発生した。韓国・ソウル新聞などが伝えた。

ソウル交通公社によると、15日午後1時15分ごろ、福井(ポクチョン)駅を出発した列車の1車両目4番のドアに遺物が挟まり、ドアが閉まらなくなる事態が起きた。しかし、同公社は福井駅に常駐する修理担当の職員が列車に乗り込んだため「問題ない」と判断し、ドアが開いたまま列車を終着駅の牡丹駅まで運行させたという。

職員は走行する列車の中でドアの修理を試みたものの、結局終着駅に到着するまで直すことができなかった。幸い、けが人などはいなかったが、乗客らは7駅を運行する約20分間、恐怖に震えて過ごしたという。また、ドアが故障したことを知らせる案内放送や安全フェンスの設置、乗客に対する退避指示などが行われなかったことに対する批判の声も出ている。

地下鉄運行規定には「ドアが故障した場合、乗客を全員下車させて列車を車庫に回送させなければならない」とある。ソウル交通公社関係者は「職員がマニュアルどおりに対応できなかったことについては謝罪する」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「本当に恐ろしい。ドアの近くに人がいたらどうなっていた?」「通勤時間帯でなくて本当に良かった」「非常に腹立たしい。地獄行きの列車でもドアは閉まっている」「オープンカーの感覚で走行させたのかな?」「殺人未遂罪で訴えるべきだ」など驚きや怒りの声が相次いでいる。

また、「“安全不感症”が深刻だ」「韓国人は誰かが死ななければまともに仕事をしない」「修理担当の職員はスーパーマンなの?彼らの安全は?」「職員の命はどうなってもいいということ。韓国は処罰規定がないと絶対に変わらない」など韓国人の安全に対する意識の低さを指摘する声も多くみられた。(翻訳・編集/堂本

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