Record China 2008年5月3日(土) 14時27分
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4月29日、中国の博士育成状況が紹介された。現在、国内の博士学位取得者が急増し、それに伴い就職難の問題も浮上しているという。写真は江蘇省の公務員試験。
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2008年4月29日、初の全国地方大学発展フォーラムが上海大学で開催され、国務院学位弁主任の楊玉良(ヤン・ユーリアン)アカデミー会員が中国の博士育成状況について紹介。博士学位取得者の急増に伴い、大学院卒業後は以前と異なり半数以上が政府部門入りするという新しい傾向が見られるという。30日、東方早報が伝えた。
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中国の博士の数はすでに米国を追い抜き世界最多となった。06年、博士号取得者は米国では5万1000人だった。これに対して中国は4万9000人で、07年は5万人を突破、今年もその数は増加の一途をたどり米国を追い抜いたという。現在、博士課程を有する大学は米国では253校だが、中国では310校となっている。
博士急増に伴う問題として、楊氏は“就職難”を指摘した。「15年前は大学職員の募集人員1人に対して3−5人の博士が応募したが、現在は少なくても100人以上の応募者がある。それに以前は博士学位を取得した後、95%は大学か研究院に残ったが、今は半数以上が公務員となって政府部門で働いている」と話す。
楊氏によると、中国では今後、大学院生の増加率を調整し、専門職大学院や現在56ある地方の大学院、とくに中央政府直轄の大学をメーンに発展を図り、さらに100の大学院設立の準備を進めているという。(翻訳・編集/汪葉月)
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