Record China 2017年7月25日(火) 16時10分
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「史上最強空母」の呼び声高い米海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」が22日、就役した。中国の軍事専門家は、その技術について、中国の空母「遼寧」の30年先を行くと認めている。資料写真。
2017年7月24日、米華字メディアの多維新聞によると、「史上最強空母」の呼び声高い米海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」が22日、就役した。中国の軍事専門家は、その技術について、中国の空母「遼寧」の30年先を行くと認めている。
21日付の香港経済日報によると、「ジェラルド・R・フォード」は全長約333メートル、高さ77メートル、飛行甲板の幅78メートル。排水量は約9万トンで自由の女神像400体分に相当する。建造費は130億ドル(約1兆4400億円)で建造に8年かかった。最大の特徴は従来の蒸気式カタパルトに代わる電磁式カタパルトを採用したことだ。
中国の軍事専門家、尹卓(イン・ジュオ)氏は「ジェラルド・R・フォード級空母は、他国の空母より少なくとも二世代先を行く」と指摘する。
軍事専門家の陳虎(チェン・フー)氏も「中国人民解放軍の『遼寧』は、米国の新型空母に少なくとも30年は遅れをとっている」と認めている。「遼寧」の甲板はカタパルトではなくスキージャンプ式のため艦載機J15(殲15)は自らの推力で発艦する必要があり、搭載燃料や武器の重量が制限される。また搭載できるのはJ15・24機を含む40機前後で、米空母に比べはるかに少ない。
一方で、中国国営の環球時報は専門家の話を引用し、電磁式カタパルトは故障率が高く「病を抱えて就役した」と形容している。(翻訳・編集/柳川)
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