人民網日本語版 2017年7月25日(火) 10時20分
拡大
中国政府の解暁岩シリア問題特使は22日、シリアの分裂を避ける政治的解決を堅持する必要性を指摘した。新華社が伝えた。
解特使によると、先日の調停過程でシリアとイランの政府はともに、シリア問題の政治的解決の過程においてはシリアの主権独立と領土的一体性が守らなければならず、いかなる措置もこの目標の実現に資するものでなければならないと強調。シリア分裂を防ぐ有効な措置を講じる必要があるとし、中国側もこれに同意した。
解特使は20〜23日にイランを訪問し、イラン政府高官及び専門家と会談してシリア問題について意見交換した。「イランは地域の重要国であり、シリア問題において独特の影響力を持つ」。
解特使は「中国はシリア問題の政治的解決を終始堅持する。この立場を変えたことはない。シリア・イラン両国も、シリア問題は政治的解決の道を歩まねばならず、また、それしかないと考えている。一方、関係する問題を総合的に考慮する必要もある。すなわち政治交渉、停戦、人道危機、及びテロとの戦いだ」と述べた。
「緊張緩和地帯」の設置は、先日のアスタナ対話における最も重要な成果だ。解特使は「これは情勢緩和措置を講じ始め、政治的解決を後押しする国際社会の新たな構想と方法を反映している」と指摘した。
シリア国内の人道的危機については「中国側は自らの貢献をした。すでに様々なルートを通じ、様々な方法でシリアに6億8000万元相当の人道支援を行った」と説明。
テロとの戦いについては「過激派組織『イスラム国』を叩くラッカの戦闘はすでに包囲段階に入った。中国もテロリズムの被害国であり、あらゆる形態のテロリズムに反対している。国際社会は力を合わせ、テロ勢力を現地で消滅させるべきだ」と述べた。(編集NA)
この記事のコメントを見る
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る