中国発の便利すぎるアプリに外国人がドはまり中!留学生「帰国してコレがないと困る」―中国メディア

人民網日本語版    2017年7月31日(月) 19時40分

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今月21-26日、ハワイでコンピュータービジョンに関するカンファレンス「Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR) 2017」が開催されている。

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今月21-26日、ハワイでコンピュータービジョンに関するカンファレンス「Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR) 2017」が開催されている。カンファレンスでは、グーグルのエンジニアが中国のアプリ「拍立淘」を使って靴を撮影し、同じ靴をネット上で検索していた。この外国人エンジニアはまず、中国のエンジニアの上半身の各部分を撮影し、それと同じアイテムをすぐにネット上で見つけた。そして、それだけではつまらないとばかりに、突然かがみこんで足元の写真を撮影し始めた。新華網が報じた。

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「拍立淘」は期待通り、その靴を正確に識別し、ネット上でそれと同じ靴を見つけてみせた。このエンジニアは「拍立淘」を1時間ほど使い、完全にはまってしまった様子だった。中国のネットユーザーは、このアプリを1日に何回も使っている。

このアプリは、海外のネットユーザーの間でも注目を集め、フェイスブックのユーザー@Jan Smejkalは、「中国人にとって有名人が使っているのと同じアイテムを見つけるのは簡単なことであるに違いない。一方、私は帽子一つ探すのに、午後のほとんどの時間を費やしてしまった」と書き込んでいる。

写真を撮影してアイテムを検索するアプリ「拍立淘」は2015年に登場した。カメラのマークをタップして、好きなアイテムの写真を撮るか、携帯に保存されている写真を選択すると、自動的にそれと同じアイテムをネットショップで検索してくれる。

現在、中国の自然の景色や伝統文化のほか、斬新なインターネット関連のイノベーションも外国人の間で話題になり、憧れの的となっている。外国人らは、「中国に行く前には、言葉、文化、アプリの3つを把握しておかなければ」とよく冗談交じりに話している。

◆中国の写真加工アプリが世界中で大人気

海外で話題をさらっている中国のアプリといえば、写真加工アプリだ。この種のアプリが登場してから、海外のネットユーザーらがソーシャルメディアに投稿する画像の「作風」も一変。美しく幻想的な自撮り写真が続々と投稿されるようになった。

米誌「タイム」は、「中国の写真加工アプリが突然至る所に出現」という題の記事を掲載し、中国の写真加工アプリが「一夜」のうちに西洋で大人気になった様子を伝えた。雑誌「ニューヨーク」にいたっては、写真加工アプリの使い方を説明する記事まで掲載した。

英誌「デイリー・テレグラフ」によると、今年アカデミー賞で主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンは、自身のSNSのアカウントに自分で作成したイラスト画像を投稿し、2時間もしないうちに「いいね!」1万個が寄せられた。ブリー・ラーソンは、「もし、SNSのどこを見ても魅力的な自撮り写真ばかりというなら、中国のアプリに感謝しなければならない」とコメントした。

実際には、写真加工アプリは欧米のほか、ロシアでも大人気となっている。ロシアのニュースサイト・スプートニクの報道によると、ロシアのネットユーザーは、このユニークなアプリに夢中になっており、加工した画像を続々と投稿している。ネットユーザーらはアプリを使って、不必要な背景やニキビ、目の周りのクマを消したり、良いスタイルや長い足に見えるように加工したりしている。

ラテンアメリカでも、写真加工アプリの市場が急速に成長している。ブラジルメディアによると、ブラジルは世界において、写真補正アプリ「美図」の利用が7番目に多い国になっている。美図のブラジル業務を総括するLudmilla Veloso氏は、「ブラジル人はどんな写真加工アプリでも大好きだと思う。なぜなら、ブラジル人はとてもオシャレ好きだから。アプリと言うと、以前は米国のアプリにばかり注目していたが、中国のアプリの方がブラジル人に人気が高いこともある」と分析している。

◆中国の留学生「帰国してデリバリーアプリがない生活になると困る!」

「美人とグルメには目がない」。写真加工アプリのほか、食欲を満たしてくれるデリバリーアプリも外国人に大人気になっている。

南太平洋の島国サモアから中国に留学して3年になるミシリンさんは、スマホに複数のデリバリーアプリをインストールしている。「中国でよく使うのは、『美団』と『Eleme』。それらのアプリにはたくさんのショップ、料理があり、選ぶだけで家まで届けてくれる。休みの時に帰国すると、デリバリーアプリがない生活は本当に不便。サモアで出前を取る時は店に電話して、家まで届けてもらう。注文すればすぐに持ってきてくれるけど、いろんな店のいろんな料理を注文するのは面倒」とミシリンさん。

上海の街中で行われた取材で、ミシリンさんをはじめとする留学生らは中国のデリバリーアプリについて、「火鍋を注文すると、具と鍋だけでなく、コンロも家まで届けてくれて、本当にびっくりした」、「イケメンに配達してほしいと備考欄に書いたら、本当にイケメンのスタッフが届けてくれた!」、「配達員のいる所をアプリで確認したら、私のミルクティーがあとどれくらいで届くかが分かる」、「サービスが行き届いており、時間通りに届けてくれる。それに、位置確認も正確にでき、外国人にとってデリバリーアプリはなくてはならない存在になっている」、「帰国した時、本当に困る」などと、大絶賛した。

なぜ、中国のスマホアプリが外国人にこれほど人気になっているのだろう?ニーズにマッチしていることや、操作が簡単なことのほか、「最先端」、「イノベーション」もその大きな特徴だ。フランスのあるインターネット動画会社のブランドマネージャーは、「中国のインターネットのスタイルにおけるイノベーションは世界最先端。中国もコピーする側から、コピーされる側になっている」と指摘している。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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