中国フィルがバチカン初公演、正常化へ歩み寄り

Record China    2008年5月6日(火) 8時39分

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4日、中国フィルハーモニック・オーケストラが7日、バチカンで初公演を行うのをきっかけに、両国が国交正常化に向けて歩み寄る可能性が出てきた。写真は06年12月、中国愛楽楽団の北京での演奏会。

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2008年5月4日、中国フィルハーモニック・オーケストラ(中国愛楽楽団)が7日、バチカンで初公演を行うをきっかけに、両国が国交正常化に向けて歩み寄る可能性が出てきた。「新華社」が伝えた。

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関係者によると、同オーケストラは上海歌劇院合唱団と共にローマ法王ベネディクト16世のためにモーツァルトの「レクイエム」や中国の民謡「茉莉花(ジャスミン)」を演奏する。2005年にローマで公演したことはあるが、バチカンではこれが初めて。同オーケストラ芸術総監督の余隆(ユー・ロン)氏は、電話インタビューに応えて「非常に興奮している」とコメント。

ロイターの報道によれば、バチカンのラジオ局は今回の公演を「とても重要な意味がある」と強調、「音楽は一種の言語。異なる民族、文化が対話できる最良のツールだ」と報じたという。

両国は1949年に中国共産党が政権を握ってから2年後の51年に国交を断絶。以来、中国の神父・司教任命権やバチカンと台湾の外交関係などをめぐって衝突してきた。余氏は、「こうした音楽会を通じて対話や関係修復が図られるのはよくあること」と語り、双方の歩み寄りに期待を示した。(翻訳・編集/SN)

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