任書剣 2017年8月5日(土) 16時20分
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夏休みシーズンを迎えた東京大学の風景を、映像作家の任書剣(にん・しょけん)が写真と文章で紹介する。
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大学進学を目指す学生たちにとって、東京大学の門はまさに「難関」だろう。しかし、実際の門はとても素朴だ。プレートには小さな文字で「東京大学」とある。人生で最もすばらしい学生時代をこういう環境で過ごせるということは、まちがいなく幸せなことだ。
夏休みシーズンのキャンパスでは、日本人観光客のほか、中国や台湾などからの観光客も数多く見かけた。それぞれが記念撮影をしたり、散策を楽しんでいる。ただ、ここは生き物にとってさぞかし恵まれた環境なのだろう。さらに長期休暇で蚊たちは空腹に悲鳴を上げていると見え、赤門から三四郎池に向かう観光客らに次々とまとわりついていた。「たくさんの虫刺され」という散策記念を手に入れた人も少なくなかった。(編集/野谷)
●任書剣(にん・しょけん)
中国南京大学でマスメディアについて学ぶ。その後、日本に留学し2003年に日本映画学校を卒業。2008年には日本大学大学院で芸術学博士号を取得した。これまでドキュメンタリー映画を中心に制作し、2003年よりドキュメンタリー、報道などテレビ番組の制作に多く携わる。「私の叙情的な時代」(2009年作)は初の劇映画にして、多くの賞を受賞した。
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