「船場吉兆」食べ残し料理事件、中国での反響

Record China    2008年5月6日(火) 19時46分

拡大

5月2日、客の食べ残した料理を使い回していたことが発覚した大阪の高級料亭「船場吉兆」の食べ残し料理事件。中国でも4日付けで新華社や食品関連サイトなどが事件を伝えているが、一般の人々の反応はどうだろうか。写真は大連の日本料理屋。

(1 / 7 枚)

2008年5月2日、客の食べ残した料理を使い回していたことが発覚した大阪の高級料亭「船場吉兆」の食べ残し料理事件。中国でも4日付けで新華社や食品関連サイトなどが事件を伝えている。

その他の写真

ホワイトカラーなどを中心に中国でも日本料理が浸透しているが、今回の事件に対する一般の人々の反応はどうだろうか。レコードチャイナは中国での反響を知るべく、独自取材を試みた。まず訪れたのは北京のある日本料理屋。そこで静かに食事を取る若い女性2人に話を聞いてみた。

日本料理が好きでよく日本食レストランで食事をするという李さん(26歳)に、事件を知っているかと尋ねると、以前問題になった偽造問題などは知っているが(社名までは知らないとのこと)、今回の事件は知らないという。経緯を説明すると、「高級なお店は安心感があるから食べに行くのに、そんなことが行われているのは残念。私だったら騙された気分になると思う」、もう一人の女性・鄭さん(25歳)は「日本はそういうことにもっと厳しいと思っていた」と話していた。

今度は道行く男性に話を聞いてみたところ、事件は全く知らないとのこと。大学院で生物学を専攻しているという王さんは、「はしをつけたものは衛生的じゃないけど、全く触れていなければそんなに心配することもないと思う」と意外と冷静な(?)意見。「それにそんなことはどの店でもやっているのでは?」と話していた。ちなみに日本料理屋には一度も行ったことがないが、日本の牛丼屋はデートなどでよく利用するという。

最後に、買い物中の中年男性に話を聞くと、「中国でも物価が上がっていて野菜や肉の値段がどんどん高くなっているから、なんとなく気持ちはわかる。でもそれを実際にやっては問題だけど」との意見。

インタビューに応じてくれた人は、ほとんどが事件のことは知らなかったが、身近な食品安全問題とあって高い関心を示していた。「日本は安全だと思っていたが、やはりどの国でも倫理観の低い小賢しい人が、業界の信用をおとしめている」との意見が多く聞かれた。(原稿/TH)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携