<手足口病>有効なワクチン・治療薬なく=感染者数、まもなく3万人突破―中国

Record China    2008年5月7日(水) 15時40分

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6日現在、中国衛生部が開いた全国会議によると、安徽省を中心に猛威を奮っている手足口病の感染者数が全国で2万6847人にのぼったことがわかった。報告されている死者は28人に達した。写真は安徽省阜陽市第二人民医院に入院している幼児。

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2008年5月6日現在、中国衛生部が開いた全国会議によると、安徽省を中心に猛威を奮っている手足口病(エンテロウィルス71型)の感染者数が急激に数を伸ばしており、全国で2万6847人にのぼったことがわかった。報告されている死者は28人に達した。新聞晨報の報道。

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感染者数が特に多いのは安徽省5840人、上海市1988人、北京市1482人、浙江省1198人。6日、湖南省と広西チワン族自治区で各1人の死者が報告された。これまでに安徽省で22人、広東省で3人、浙江省で1人の死者が出ている。

衛生部では今後、6〜7月にかけて感染のピークが訪れると見て警戒を強めており、このほど国内外の予防・臨床データをとりまとめ、「2008年版手足口病予防抑制指南」を発布している。国内の専門家によると、手足口病には現在予防ワクチンや有効な治療薬は見つかっていない。学齢以上の児童や大人は発症しないが、ウィルスの媒介となるため、手洗いや生ものを摂取しないこと、小まめな換気、布団や衣服の日干しなどを励行する必要がある。

■手足口病

夏かぜのウィルスによる感染症。5歳以下の乳幼児がかかり、夏に流行。口の粘膜、手のひら、足のうらに小さな水泡ができ、口の中が痛くて食欲が低下し、発熱を伴うことも。1週間以内に自然に治る。(時事通信社「家庭の医学」より)(翻訳・編集/愛玉)

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