Record China 2017年8月10日(木) 7時10分
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8日、株式投資で400億ウォン(約39億円)台の資産を築き上げたとされ、巨額を寄付するなどして「韓国のウォーレン・バフェット」と呼ばれた投資家のパク・チョルサン氏(33)の資産額などが虚偽であったことが明らかになった。写真は韓国ウォン紙幣。
2017年8月8日、株式投資で400億ウォン(約39億円)台の資産を築き上げたとされ、巨額を寄付するなどして「韓国のウォーレン・バフェット」と呼ばれた投資家のパク・チョルサン氏(33)の資産額などが虚偽であったことが明らかになった。韓国・SBSが伝えた。
大学時代に家庭教師をしてためた1000万ウォン(約970万円)を元手に株投資を始め、400億ウォン台の資産家になったとして韓国で一躍有名になったパク氏。昨年1月には母校である慶北(キョンブク)大を訪れ奨学金として13億5000万ウォン(約1億3060万円)を寄託するなど、これまでに寄付した金額は24億ウォン(約2億3220万円)に上るという。
しかし最近、ある投資家がパク氏の資産にまつわる疑惑を提起してSNSで論争がヒートアップ、パク氏の告白により論争に終止符が打たれることとなった。パク氏は、あるメディアとのインタビューで「(自身の資産が)400億ウォンと直接言及したことはないが、(広まった虚偽の内容を)正さなかったのはすべて私の不覚」と述べ、「うそが発覚するのではないかといつも不安だった。前もって修正できなかったことを後悔している」と打ち明けたのだ。
パク氏の告白によると、実際に株の投資で稼いだ金額は14億ウォン(約1億3550万円)ほど、また元金は5億ウォン(約4800万円)ほどだったという。また、これまでの寄付金のうち相当額は、他人から送金してもらったお金を自分の名前で寄託していたことも判明した。
パク氏は「若き寄付王」などとして韓国でもてはやされていただけに、この虚偽発覚にメディアは一様に手厳しい。しかしネットユーザーからは、「資産額がうそでも、寄付をたくさんしてるからたたくのはやめておく」「一銭も寄付しない人が何千万人にも上ることを考えたらすごいこと」「確かにうそは事実だし反省すべきだけど、巨額を寄付したことは称賛されるべき」など、むしろパク氏を擁護するコメントが相次いでいる。
また、メディアに対して「うそを広めたのはメディア。どうか根拠のある記事だけが読める日が来ますように」「そもそも記者たちは、しっかり調べるとかいう努力をしたのか?」と厳しい声も。
「財産より寄付金の方が多いということは…他の人が支えてくれたってこと?」など疑問視するユーザーは少数にとどまり、「正直に話す姿は格好いい。より一層精進して真の寄付をたくさんしてください」「これからは初心を忘れずにね」との応援メッセージも多くみられた。(翻訳・編集/松村)
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