中国のインターネット発展、業界の新トレンドをもたらす

人民網日本語版    2017年8月9日(水) 11時50分

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「中国のネットユーザー数は世界の5分の1に」、「インターネット普及率が世界平均を4.6ポイント上回る」、「携帯電話によるネット利用者数は7億2400万人」-中国インターネット情報センター(CNNIC)は4日、第40回「中国インターネット発展状況統計報告書」を発表し、各界から注目を集めた。

「中国のネットユーザー数は世界の5分の1に」、「インターネット普及率が世界平均を4.6ポイント上回る」、「携帯電話によるネット利用者数は7億2400万人」-中国インターネット情報センター(CNNIC)は4日、第40回「中国インターネット発展状況統計報告書」を発表し、各界から注目を集めた。

◆モバイルネットワークの主導的な地位が強化

同センターの■麗陽アナリスト(■は赤へんにおおざと)は、「インターネットを始めとするデジタル技術は経済社会の各分野との深い融合を加速しており、中国の消費アップグレード、経済社会のモデルチェンジ、新たな国家競争力の形成の重要な推進力になっている。インターネットはオンライン行政・国民生活、シェアサービス、モバイル決済などの分野で急成長しており、国民生活の改善、社会の福祉促進において大きな効果を発揮している。また国家ガバナンス体制・能力の現代化の促進に多大な貢献を成し遂げている」と話した。

モバイルネットワークの急発展に伴い、携帯電話はネットユーザーのネット接続に不可欠なデバイスになっている。過去半年間に渡り、中国の携帯電話によるネット利用者数は2830万人増加し、ネットユーザーのうち携帯電話でネット接続する人の割合が96.3%に達した。同アナリストは、「中国のモバイルネットワークは安定発展の時期に入っている。業界全体がコンテンツの質向上、プラットフォームの一体化、モデルの革新に向かい発展している。将来的にモバイルアプリはニッチ分野の差別化競争に専念する。各種総合アプリはSNSや情報サービスなどの機能と融合し、一体化プラットフォームを構築する。この業界はまた事業改革からモデル革新へ、スマート製造からシェアリングエコノミーへと移り変わる。その大量のデータとビッグデータの応用は、社会の生産改善により多くの可能性をもたらす」と分析した。

◆個人の応用シーンが多彩に

「ワンタッチで注文し、外に出なくても美味しい料理を楽しむことができ、QRコードをスキャンすれば、さまざまなカラーのシェア自転車にいつでも乗ることができる」。この半年に渡り、各種携帯アプリの利用者数が増加を続け、利用シーンもこのように多彩になった。同報告書によると、モバイル決済利用者5億200万人のうち、4億6300万人が実店舗での消費でモバイル決済を利用している。

同センターインターネット発展研究部の劉▼副主任(▼は品の口が金)は、「以前は単純にニュースをチェックして情報を検索していたが、今やネットショッピング、外出、料金支払いなどの公共サービスへと、ユーザーのインターネットへの依存度が増している。各種公共サービスはインターネットの使用を促しているが、これは今後数年に渡りネットユーザー数の増加を促進する重要な要素になる」と述べた。

注目すべきは、今年6月にシェア自転車利用者数が1億人を突破し、事業範囲が一、二線都市から三、四線都市に浸透し、資金調達能力の高いブランドがすでに海外進出していることだ。同センターの張暁副主任も、「シェア自転車は外出の『最後の1キロ』問題を効果的に解消した。この革新的な見どころは、海外ユーザーにも認められている。国は関連政策・マニュアルを一日も早く打ち出し、業界の発展における都市管理の問題を解決するべきだ」と期待している。

新エネ車と産業用ロボットが新たな成長源に

受験ロボットが9分で数学のテストを解き終え、同時通訳ロボットが速記者に勝ち、マイクロソフトのAI「小氷」が現代詩集を出版した。今年に入り、AIはイメージから現実へと進出するペースを上げ、AI技術は社会変革の重要な推進力になっている。

張氏は、「中国のインターネットは大消費・大娯楽・大金融・大交通・大知能の時代を迎えようとしている。AIと業界の融合・浸透が深まり続け、新エネ車と産業用ロボットが新たな成長源になる。産業用インターネットの構築に伴い、ビッグデータが産業の全局面を貫くことになる。モノのインターネット(IoT)の発展も高速道路に進出し、スマート生産、スマートモニタリング、スマート物流、スマート販売などの産業も興隆している」と話した。(編集YF)

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