<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・中国最高の登山家が率いるチョモランマ聖火

Record China    2008年5月8日(木) 6時2分

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北京五輪の聖火リレーで、世界最高峰のチョモランマ(標高8848m)の登頂に挑戦する登山隊のメンバー31人が6日、発表された。写真は隊長の王勇峰氏。

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北京五輪の聖火リレーで、世界最高峰のチョモランマ(標高8848m)の登頂に挑戦する登山隊のメンバー31人が6日、発表された。新華社が伝えた。

メンバーの内訳は、少数民族のチベット族が22人を主力に、漢族8人、土家(トゥジア)族1人の『民族混成チーム』。女性も3人含まれており、最年長は46歳、最年少は20歳。平均年齢は30.2歳だという。これを中国登山家の第1人者、王勇峰を隊長とするコーチ陣が率いる。

これらのメンバーは「高い身体能力」と「海抜6000m以上の登山経験」などを条件に、地元チベットの登山チーム、学校、また清華大学や中国人民大学などから70人が選抜され、去年から訓練を受けていた。

隊長の王勇峰は1963年生まれ(内蒙古出身)の著名な登山家。2005年12月16日には、登山隊を率いて南極点の到達に成功し、「7+2」(世界7大陸の最高峰と南極・北極を制覇すること)を達成した。チョモランマは1993年に登頂に成功したが、下山の最中、氷穴にスパイクが刺さり、その場を動けなくなるという事態に遭遇。28時間後、ベースキャンプに『奇跡の生還』を果たすという出来事もあった。中国で、最も経験豊富で、信頼の厚い登山家といえよう。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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