人民網日本語版 2017年8月12日(土) 12時40分
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浙江衛星テレビで放送中の、子供が漢字の書き取り対決にチャレンジする番組「漢字風雲会」が、夏休み中の子供の間で人気を博している。約1時間、楽しい雰囲気の中で進められる書き取り対決を見ながら、テレビの前の子供たちも紙を用意して漢字を書き、間違えやすい漢字約10個、生活の中でよく使う漢字約10個、上品で美しい言葉20個などを勉強、復習する。
浙江衛星テレビで放送中の、子供が漢字の書き取り対決にチャレンジする番組「漢字風雲会」が、夏休み中の子供の間で人気を博している。約1時間、楽しい雰囲気の中で進められる書き取り対決を見ながら、テレビの前の子供たちも紙を用意して漢字を書き、間違えやすい漢字約10個、生活の中でよく使う漢字約10個、上品で美しい言葉20個などを勉強、復習する。北京日報が報じた。
7月中旬に放送が始まった時、関正文・総監督は、同番組が「テレビで見られるおもしろい国語の授業」になるとは思ってもみなかったという。これまでは4回放送され、多くの子供たちにとって、木曜の夜9時40分になると、紙を用意してテレビの前に座るというのがすでに「恒例」となっている。しかし、関総監督は、「1時間以上も神経を集中させて、書き取りテストをし、終わるころにはもう11時」と、子供たちに「同情」している。そして、子供たちの就寝時間を考えて調整をし、同番組は日中に再放送されるようになった。
「漢字听写大会」や「見字如面」などの文化番組を指揮してきた関総監督は、同番組の放送が始まる前から、「漢字風雲会」は「教育」という面で積極的な役割を果たすと信じていた。関総監督は、「子供にテレビを見たり、インターネットをしたりさせない親も多いが、この番組を子供と一緒に見る親は多いだろう。ちょうど夏休みに放送されるため、家族みんなで一緒に見て、勉強するのに適している」と考えていたのだ。
放送が始まると、ある国語の教師は、関総監督に微信(Wechat)で、「漢字、言葉を教えるというのは、国語の授業で最も難しい課題。単調になりがちなその部分を、この番組はおもしろいものに変え、子供たちは楽しい雰囲気の中で勉強もできる」と関総監督の予想通りの反応を示した。関総監督によると、1回の放送で、50個の漢字(言葉)を紹介し、一シーズンが12回であるため、全部で600個の漢字(言葉)を勉強することができる。ある教師は、「子供たちがこの番組を見たかは、新学期が始まったらすぐに分かるだろう」と、関総監督にとってはとてもうれしいコメントを寄せている。
関総監督は、「漢字は、中華文化の伝承の根本。漢字の書き取り能力は、民族の将来を左右する大きな要素だ。文化番組を流行と見なし、軽率に基本的なものを廃して形だけを打ち立てると、雰囲気の軽すぎる番組になってしまう。古いものを守りながらイノベーションをしてこそ、本当の責任を果たしているといえる。同番組で子供たちが書き取り対決をするというのは形式の問題。この番組が、中国全土の国民が書き取りというスタイルを『復習』する機会になってくれるとうれしい」と話す。(編集KN)
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