「韓国が日本の“隣町”だから寄っただけ?」=アリアナ・グランデの初訪韓公演に冷ややかな声が上がる理由

Record China    2017年8月15日(火) 21時50分

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15日、世界的な人気を誇る米国の歌手アリアナ・グランデが韓国での初の公演のため訪韓したが、直前にやはり公演のため滞在した日本での行動・準備と「あまりに違う」と韓国メディア・TVデイリーが指摘した。写真はソウル・金浦空港の入国ゲート。

2017年8月15日、世界的な人気を誇る米国の歌手アリアナ・グランデが韓国での初の公演のため訪韓したが、直前にやはり公演のため滞在した日本での行動・準備と「あまりに違う」と韓国メディア・TVデイリーが指摘した。

アリアナは10・12・13日の3日間、千葉・幕張メッセで単独公演を行い、6万人のファンを魅了した。当初、公演予定は12・13日の2日間のみだったが、早々にチケットが完売し10日の公演が後から追加されたという。

日本の報道によると、アリアナは今回8日夜に成田空港から入国、公演前日の9日にはリハーサルを行い「完璧なステージ」実現に向け準備を怠らなかった。この情報が伝えられると、初の韓国公演を心待ちにした韓国のファンの間ではいやがうえにも期待が高まったが、そこに冷や水を浴びせるような出来事が起こった。韓国公演を翌日に控えた14日、アリアナが韓国行きを拒否したというのだ。

空港での警護を担当する関係者は、「(韓国の)空港に集まった取材陣のせいで、アリアナが飛行機に乗らずにいる」と事情を説明、一方、韓国公演の主催会社は「入国時の取材を避けているわけではない。今日(14日)はスタッフだけが入国する」と釈明した。

結局、アリアナは公演当日の15日に日本から韓国に移動して極秘入国、リハーサルにたっぷり1日を費やした日本とは異なり、当日に急ぎリハーサルを行ったもようだという。この事態に韓国の芸能関係者は「公演当日午前のリハーサルは必須だが、動線が複雑だとか、慣れないステージの場合は前日に会場でリハーサルをするもの」と説明している。

またTVデイリーは、公演が行われる高尺(コチョク)スカイドームは「韓国で最も大きい会場で、公演当日に初めて見るステージで準備が十分にできるかは未知数」とし、「韓国のファンに対する配慮が足りないのではないかとの指摘が出ている」とまとめた。

これには韓国のネットユーザーからも冷ややかな声が上がっており、「礼儀がなってない」「もう次から韓国に来なくていいよ」「K−POPの方がはるかにいい音楽だ」「観客のいないコンサートを1度でもやれば正気になるだろ」といったコメントが多数票を集めている。

また、「どうせ日本のついでに韓国に来るつもりだったんだろうけど、プロ根性がないね」「韓国が日本の“隣町”だから通りすがりに寄った感じか」「親日派だな」など、日本との「扱い」の差に不満を漏らす声も。

さらには「こんなんでもいいとチケットを買う方が問題だ」「見なければ済む話なのに」「韓国人はそれでも喜ぶからなめてるんだろう」と、韓国国内のファンの問題を指摘するコメントも目立った。(翻訳・編集/吉金

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