2017年8月29日、一部で「韓国の蒼井優」とも言われている韓国のモデル兼女優ソン・スヒョンが、自身に関するインターネットニュースのコメントで容姿を批判され、怒りの反論を寄せた。韓国・オーセンなどが伝えた。

事の発端は28日に公開されたソン・スヒョンのグラビアに始まる。「独歩的な東洋美」と表現された同グラビアに対し、インターネットニュースのコメント欄には「モンゴル人モデルといっても信じられそう。（独歩的な東洋美なんて）ありえない」との声が寄せられたというのだ。

これに対し、ソン・スヒョンは自身のインスタグラムに「かわいくないと思ったなら、ただ『かわいくない』とコメントしたらいい。なぜ偏見に満ちたコメントを寄せるのか」と書き込み、個々人が持っている固有の美しさを認識できない人々に対する残念な気持ちを明らかにした。

その後29日には、改めて自身の見解を盛り込んだ長文メッセージを寄せ、「『モンゴル人モデル』という言葉を含むコメントを寄せた人は、私をおとしめようと特定人種を嫌悪する表現を選択して使用したため、（私は）怒っている」と伝えた。さらに「より良い世の中に住み、より高い意識レベルになってきているのに、今でも私たちは少数者、弱者に対する人種差別や偏見については鈍くて疎いと思う」とし、「私はまだまだだが、時々は不合理なことに対し勇気を出せる人でありたい」と所信を述べた。

これを受け、ネットユーザーからは「かっこいい」「確かに。人種差別のコメントもレベルが低いし、正直言って容姿を評価するなら自分の顔も公開したら？」「整形してみんな同じ顔よりずっと魅力がある」「目がおかしいんじゃない？どれだけきれいになったらいいの？」などソン・スヒョンを擁護する声が多く上がっている。

その他、問題のコメントを寄せたユーザーについて「コメントでストレス発散してるのだろう」という予測コメントも浮上、「インターネットニュースにコメントする際は実名制にして、悪質な書き込みを防止しよう」との防止策を提案するユーザーもみられた。

一方で「蒼井優に似てるって言われた時は何も言わなかったくせに（笑）」「日本の芸能人に似てたら喜んで、モンゴル人モデルに似てたら怒る…モンゴルを見下してるの？」と皮肉を含むコメントも目立った。（翻訳・編集/松村）