中ロ、ワイドボディ旅客機のエンジン新開発、米英独占の市場に風穴―香港紙

Record China    2017年9月4日(月) 13時40分

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2日、中国とロシアが共同開発している長距離旅客機「C929」に、新たに自主開発するエンジンが搭載されることが明らかになった。写真はC919。

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2017年9月2日、中国メディアの参考消息網によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは先月31日、中国とロシアが共同開発している長距離旅客機「C929」に新たに自主開発するエンジンが搭載されることを、ロシアの国営工業・軍事企業グループ、ロステクが明らかにしたと報じている。

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開発中のC929は、座席数280席のワイドボディ型ジェット旅客機。エンジンの開発が当面の急務になっているが、ロステクの責任者によると、「エンジンの供給元は中国とロシアだけ」になるという。

C929は航続距離が1万2000キロに上る。ナローボディのC919は航続距離が5556キロで、C919はその2倍以上となる。中国とロシアの企業が50%ずつ出資して合弁企業を設立し、25年の運用開始を目指して開発を進めている。

長距離旅客機向けエンジンの市場は現在、米ゼネラル・エレクトリックと英ロールス・ロイスの独占状態にあるが、エンジンを新開発することで市場に風穴を開けることが中国とロシアの長期的な目標だ。(翻訳・編集/岡田)

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