Record China 2017年9月5日(火) 21時10分
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5日、韓国メディアによると、2015年12月に発表された日韓慰安婦合意に反発し、韓国にある日本大使館を占拠してデモを行ったとして罰金刑を受けた韓国の大学生らに対し、ソウル中央地裁は控訴審で「宣告猶予」判決を下した。写真は在韓日本大使館前の慰安婦像。
2017年9月5日、韓国・KBSによると、15年12月に発表された慰安婦問題をめぐる日韓合意に反発し、韓国にある日本大使館を占拠してデモを行ったとして罰金刑を受けた韓国の大学生らに対し、ソウル中央地裁は控訴審で「宣告猶予」判決を下した。
ソウル中央地裁は「暴力行為等処罰に関する法律違反」の罪に問われ、1審で罰金50万ウォン(約4万8000円)の宣告を受けた大学生のキムさんとシンさんに対し、罰金刑の宣告を猶予したと明らかにした。その理由については「犯行に至った経緯、被告人が大学生で初犯との点を考慮した」と説明した。
韓国の市民団体「平和の蝶ネットワーク」に所属するキムさんとシンさんは15年12月31日午前11時45分ごろ、ソウル鍾路区にある日本大使館・領事館の建物に無断で侵入した罪で略式起訴され、罰金刑を受けた。キムさんらは建物8階の領事館の前に「慰安婦合意の無効」「屈辱的な外交を中断せよ」などの内容が書かれたポスターを貼り、他のメンバーらと共に「売国合意を破棄しろ」などと叫びながら約1時間にわたって2階の廊下を占拠した。
これについて、韓国のネットユーザーからは「今の時代にこんな英雄が存在するなんて!尊敬する」と2人を称賛する声や、「勇敢で正義感のある闘志に宣告猶予?国のプライドを守った2人にすぐに勲章を差し上げるべき」「人を殴ったわけではない。許してあげよう」「大した罪でもないのに宣告猶予?」「正義感の強い人が成功し、良い待遇を受けられる世界を創ろう」など裁判所の判決は厳しいと指摘する声が多く寄せられている。
また、「愛国を叫んだ大学生に何の罪があるというのか。それより国民のプライドを踏みにじった朴槿恵(パク・クネ前大統領)を厳しく処罰するべき」など日韓合意を締結した朴前大統領を批判する声も。
一方で「気持ちは分かるけど、そんな風に対抗したらむしろ日本に謝罪を要求しにくくなる」と懸念する声や、「2人がしたことは他国の土地を無断占拠するのと同じこと。これが良いことだと思うの?」「厳しく処罰するべき。全く国益にならないことだ。日米韓の協力関係を壊そうとする勢力の陰謀にだまされないように」などと指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)
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