人民網日本語版 2017年9月6日(水) 7時30分
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第9回BRICS首脳会議が4日、厦門(アモイ)国際会議センターで開かれた。
第9回BRICS首脳会議が4日、福建省の厦門(アモイ)国際会議センターで開かれた。習近平国家主席が議長を務め、南アフリカのズマ大統領、ブラジルのテメル大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相が出席した。5カ国首脳は「BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く」をテーマに、現在の国際情勢、世界経済ガバナンス、BRICS協力、世界と地域の紛争問題などについて踏み込んで意見交換し、BRICS協力10年の道程を振り返り、開放・包摂、協力・ウィンウィンのBRICS精神を再確認し、一連の共通認識にいたり、BRICS協力の今後の発展のためのビジョンをまとめ、方向性を示した。
拡大会議で習主席は「BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く」と題した重要談話を行った。ここではこの重要談話に含まれた重要ワードを振り返ってみよう。
■BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く
私は各位と共に、「BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く」という同会議のテーマをめぐり、BRICS協力10年の道程を振り返り、総括し、今後の発展のビジョンを描き、協力の新たな航海に旅立つことを期待している。
■交誼の道を得れば、千里も同じく好くし、膠や漆の如く固く、金属や石の如く堅固
中国の古人は、「交誼の道を得れば、たとえ千里離れていようとも、心を合わせて親しくし、その友誼は膠や漆のように、情誼は金属や石のように堅固となる」としている。BRICS協力が急速に発展した鍵は、協力の道を正確に見出したことにある。
■BRICS協力の道
互いに尊重し、助け合い、自国の国情に沿った発展の道を手を携えて歩む。開放・包摂、協力・ウィンウィンの精神を堅持し、経済・政治・人的・文化的協力を粘り強く推し進める。世界における公平と正義を提唱し、他の新興国や発展途上国と心を合わせて協力し、優れた外部環境を共に築き上げる。
■経済面の実務協力の推進
われわれは経済面の実務協力という主軸をしっかりと押さえ、貿易・投資、通貨・金融、コネクティビティ、持続可能な開発、イノベーション、産業協力の分野で利益の合流点を拡大するべきだ。
■発展戦略の連携を強化
発展戦略の連携を強化し、資源・市場・労働力面において優位性を誇る分野で各自の力を発揮し、われわれ5カ国の潜在的成長力と30億人の創造力を引き出し、巨大な発展空間を切り開く。
■国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押し
われわれが国際平和・発展に関わる問題について共同で声を発し、提案することは、国際社会の期待に沿い、われわれの共通利益を守る助けにもなる。
■人的・文化的・民間交流を促進
われわれ5カ国の人的・文化的交流を強化し、パートナーシップの理念が人々の心に根を下ろすようにすることは、長期間取り組む価値のある政策だ。これらの政策を達成すれば、BRICS協力はいつまでも活力を保つことができるだろう。
■BRICSモデルE-Portネットワーク
今年、われわれは新開発銀行アフリカ地域センターを設立し、BRICSモデルE-Portネットワークの構築を決定し、税務、電子商取引、現地通貨建て債券、政府・社会資本協力、金融機関とサービスネットワークの配置などの面で前向きなコンセンサスにいたり、絶えず各分野の実務協力の制度化・中実化を進め、価値を高めてきた。
■共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う
われわれは大局において計画し、要となる部分に着手し、共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う原則に基づき、発展政策と優先分野が合致するポイントを探り、貿易・投資の大市場、通貨・金融の大流通、インフラの大連結という目標に向けて引き続き邁進するべきだ。
■多国間主義と国際関係の基本ルールを揺るぎなく奉じる
われわれは多国間主義と国際関係の基本ルールを揺るがず奉じ、新型の国際関係の構築を後押しし、各国の発展のために平和で安定した環境を創造するべきだ。
■開放的、包摂的で、あまねく恩恵のある、均衡ある、ウィンウィンの経済グローバル化
開放的、包摂的で、あまねく恩恵のある、均衡ある、ウィンウィンの経済グローバル化を後押しし、開放型世界経済を構築し、多角的貿易体制を支持し、保護主義に反対する必要がある。
■国の交わりは民の相親しむに在り
国の交わりは民の相親しむに在り。深く耕し、十分に育てて初めて、友情と協力の樹は枝葉を茂らせる。
■黄金の10年
国際社会はわれわれが世界の平和を維持し、共同発展を後押しすることを期待している。われわれは引き続き努力を重ね、BRICSパートナーシップを全面的に深め、BRICS協力の第2の「黄金の10年」を切り開く。
(編集NA)
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