自転車で高級車に激突、高校生が取った行動に称賛の声―中国

Record China    2017年9月8日(金) 1時0分

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自転車に乗っていた高校生が道路脇に止めてあった高級外車にうっかりぶつかってしまい、車を傷つけてしまうという出来事が起きた。高校生の取った行動に称賛の声が集まっている。

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2017年9月6日、大洋網によると、湖北省黄岡市羅田県で自転車に乗っていた高校生が道路脇に止めてあった高級外車にうっかりぶつかってしまい、車を傷つけてしまうという出来事が起きた。高校生の取った行動に称賛の声が集まっている。

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15歳の朱くんは高校に進学したばかり。1日午前6時、自転車で通学中に路上に止めてあった高級車BMWに追突してしまった。自転車を降りて見てみると、車のテールランプが割れたことに気づいた。

大変なことをしてしまったと怖くなった朱くんは、辺りを見回して誰もいないことを確認して一目散にその場を離れた。進学した初日から遅刻したくないとも思ったという。しかし、学校に着いてからも不安でたまらず、授業が始まる前に事故現場に戻った。しばらく車の持ち主が来るのを待ったが現れず、その時にはもう授業もとっくに始まっていた。

そこで、朱くんは「本当にごめんなさい。うっかりあなたの愛車にぶつかってしまいました。僕は羅田第一高校の生徒で、1年7組の朱雲進(ジュー・ユンジン)です。壊した責任は必ず取ります。学校まで来てもらえますか。母は短気であなたに強く言う可能性があるので、まずは僕に会いに来てもらえると助かります。お願いします」と書いたメモを車に残して学校に戻った。

しばらくして戻ってきた車の持ち主の陳さん。エンジンをかけるとテールランプの異常を知らせる警告ランプが点灯したので見てみると、テールランプが壊れ、その周りのボディーもへこんでいるのに気づいた。

「その時は怒り心頭でした」と話す陳さんだったが、メモが残されているのに気づいて読んでみると、「責任は自分で取る」と名乗り出た行動に感動したという。「おいっ子がちょうど同じ高校を卒業して大学に入ったばかりだったから、羅田第一高校には思い入れもあった」と話す。

おいっ子に朱くんを訪ねていってもらい、賠償は求めないことにした。BMWは7年前に約60万元(約1000万円)で購入したもので、今回の修理には2000元(約3万3500円)ほどかかったが、自分で支払った。

陳さんは出来事のあらましと朱くんの残したメモの写真をSNSに公開。陳さんの「車が壊れたのは残念だけど、少年の責任感と正直さに感動した」という書き込みは瞬く間に転載され、多くのネットユーザーから「いいね!」がつけられ、称賛の声が集まった。

なお、取材により、朱くんの家はあまり裕福ではないことが分かっている。(翻訳・編集/岡田)

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