「状況は思ったより深刻」慌てて訪日したサムスントップ、韓国ネットからも不安の声

Record China    2019年7月8日(月) 21時10分

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8日、韓国・MBCによると、日本政府が半導体材料の対韓国輸出規制強化を発動したことを受け、サムスングループの経営トップ、李在鎔サムスン電子副会長が半導体核心素材の輸出企業を訪問するため急きょ日本出張に出た。写真は羽田空港。

2019年7月8日、韓国・MBCによると、日本政府が半導体材料の対韓国輸出規制強化を発動したことを受け、サムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が半導体核心素材の輸出企業を訪問するため急きょ日本出張に出た。

記事によると、7日夜に1人で羽田空港から日本に入国した李副会長は、報道陣に対し「日曜なのに働かせてすみません」と述べたが、日本訪問の理由や日程については沈黙を貫いた。これについてサムスン電子関係者は「日本の輸出規制が強化された後、サムスンやSKハイニックスといった韓国を代表する半導体企業が具体的にどんな状況にあるか、またどんな計画、戦略を立てているか、日本で誰と会うのかを明かすことには非常に慎重であり、李副会長は発言を控えざるを得ない」と説明したという。ただ、サムスン電子は「半導体核心素材の需給状況は予想より深刻で、李副会長の日本出張をこれ以上遅らせることはできなかった」と述べたという。李副会長は日本の人脈を総動員させて半導体素材輸出企業と接触し、対策を話し合う予定という。

李副会長は出張に出る直前まで半導体事業経営陣と対策会議を開き、4日に孫正義ソフトバンク社長と会った際も日本の輸出規制強化について長時間にわたり意見交換をしていたという。

李副会長は10日に韓国に帰国して文在寅(ムン・ジェイン)大統領との懇談会に出席し、日本の現状について情報共有するとみられている。

これを見た韓国のネットユーザーからは「無能な政治、外交が経済にどれほど悪影響を及ぼすかについて教えてくれる重要な事例」「韓国の半導体が滅びたら文大統領は弾劾だ」「文大統領のミスを李副会長がカバーしている。李副会長の方が大統領にふさわしい」「日本はこれを見て『その気になれば韓国を混乱させられる』と自信をつけるだろう。現政府は本当に外交下手」「文大統領が訪日するべきでは?韓国の企業は本当にかわいそう」など大統領や政府への不満の声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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