Record China 2017年9月14日(木) 16時40分
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中朝国境にそびえ、観光地としても有名な長白山の一部山域の開放が延期された。理由は「落石のため」としたが、中国のSNSでは北朝鮮の核実験の影響を疑う書き込みが相次いだ。写真は長白山。
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中朝国境にそびえ、観光地としても有名な長白山の中国領内にある南景区(南側観光区)の開放が延期された。該当地区の管理会社が14日未明に発表した。理由は「落石のため」としたが、中国のSNSでは北朝鮮の核実験の影響を疑う書き込みが相次いだ。
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長白山は中朝国境にそびえる火山。北朝鮮・韓国では白頭山(ペクトゥサン)の名で、民族発祥の地などとして聖地とみなされてきた。中国は長白山山域の自国領部分を国家地質公園に指定し、リゾート地としての開発を進めている。
長白山の南景区には山崩れなどが起きやすい場所があり、2013年8月から登山者の受け入れを停止していた。中国メディアの金融界によると、中国側の組織である長白山管理委員会は13日、4年間にわたり整備作業を続けた結果、登山者受け入れの条件が整ったとして15日午前8時から開放すると発表していた。
しかし、現地で観光開発を行う吉林省長白山景区管理有限公司は14日午前1時半ごろ、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウントで、「13日午後4時40分ごろに山崩れや落石が確認された」として、開放を延期すると発表した。
中国では、北朝鮮の核実験で発生した放射性物質で自国も汚染される可能性があると懸念する人が多い。長白山でも北朝鮮に近い山域の南景区で開放が延期されたことについて、微博に「だますならもっとましな口実にしろ」「化け物でも信じない。核汚染か長白山の火山が噴火しそうなのか」「北朝鮮の核爆発の結果はゆっくり現れる。長白山がいつ怒りの爆発をするか、わかったものではない」などの書き込みが寄せられた。
米国に拠点を置く華字ネットメディアの多維新聞は、吉林省の政府組織である同省旅遊発展委員会は、開放停止の原因を推測するコメントを次々に削除していると報じた。日本時間14日午前8時現在、同委が微博の公式アカウントで長白山南景区の開放延期を紹介する文章には、コメントが投稿できない状態になっている。(翻訳・編集/如月隼人)
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