金正恩氏、訪米なら危険な賭け―中国紙

Record China    2018年3月17日(土) 22時20分

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16日、環球時報(電子版)は、5月に予定されてい米朝首脳会談について「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が訪米するなら危険な賭けだ」とする記事を掲載した。写真は北朝鮮。

2018年3月16日、環球時報(電子版)は、5月に予定されてい米朝首脳会談について「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が訪米するなら危険な賭けだ」とする記事を掲載した。以下はその概要。

米朝首脳会談の5月開催が決まり、開催場所がさまざまな憶測を呼んでいる。スイスでの開催も取り沙汰されている。北朝鮮にとって最も重要なのは「金氏の絶対的な安全」を確保することだろう。スイスは「永世中立国」を掲げているが、欧州連盟(EU)加盟国であり、米国政治の強い影響下にある。

しかし、米国の影響下にあるスイスが、金氏に対して「何らかの行動に踏み切る」可能性は、外交的に考えれば限りなくゼロに近いだろう。では、トランプ氏とその取り巻きが北朝鮮の核問題を「何らかの行動」を取ることで強引に解決しようとするならば、その可能性は一気に100%近くまで上昇する。しかも、トランプ氏は常に波風を立てることを好み、リスクを犯す政治家なのだ。さらにトランプ氏は、北朝鮮の核問題を解決すれば、米国の世論は自分を許すと信じている。

このため恐らく、金氏はいかなる西側諸国を訪問することもないだろう。北朝鮮は板門店、北京、ウラジオストク、ウランバートルの4カ所を中心に開催場所を考えている可能性がある。(翻訳・編集/大宮)

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