Record China 2017年9月21日(木) 7時50分
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20日、中国メディアの中国網は、「インドが日本の高速鉄道を選んだ本当の理由」と題する張敬偉・チャハル学会シニア研究員の寄稿記事を掲載した。写真は新幹線。
2017年9月20日、中国メディアの中国網は、「インドが日本の高速鉄道を選んだ本当の理由」と題する張敬偉(ジャン・ジンウェイ)チャハル学会シニア研究員の寄稿記事を掲載した。以下はその概要。
インドを訪問した安倍首相は、モディ首相の熱烈な歓迎を受けた。両首相の首脳会談は今回で10回目となる。
良好な日印関係には、第三者すなわち中国の存在が関係している。12日付のインディアン・エクスプレス紙は専門家の話として、ドクラム高地での中印両軍のにらみ合いが解消した後の日本とインドのパートナーシップは、中国に抵抗したい他の国々を含む大きな連合の礎石になる可能性があると伝えている。
安倍首相は訪印期間中、インドが日本の新幹線方式を採用して建設するモディ首相の故郷であるグジャラート州アーメダバードとムンバイを結ぶ高速鉄道の起工式に出席した。
日本はインドに、期間65年、金利年率0.1%という好条件の低金利融資を提供したと聞く。これはインドが計画する別の6路線への新幹線導入に対する意欲の表れだ。
インドが中国の高速鉄道技術ではなく日本の新幹線を選んだのは、経済面での考慮と同程度に地政学的な要素が関連している。
インドが今後、日本の新幹線技術を継続して導入するか、中国の高速鉄道にするか、それとも中国がそうであったようにインド自身が知的財産権を有する高速鉄道技術を創造するかは注目に値する。確かなことは、貧弱なインフラ施設、地域の利益の制約、激しい国内情勢、こうした理由により、インドは当面、外国の高速鉄道技術を導入しなければならないということだ。中国は、日本との高速鉄道プロジェクト争奪戦において、インドでは先を越されたが、それは中国の技術が劣っているためではなく、インドの政治的な方向性によるものなのだ。(翻訳・編集/柳川)
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