<四川大地震>救助・救援の効率化に対策グループ設置―中国

Record China    2008年5月19日(月) 18時24分

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18日、中国国務院の地震対策災害救済指揮部は旗下に9つの対策グループを設置することを決定。関連部局の連絡の場として活用され、部局を越えた統一的な対応をスムーズに行うのが目的。写真は警察犬による被災者の捜索。

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2008年5月18日、国務院地震対策災害救済指揮部は旗下に9つの対策グループを設置することを決定した。関連部局の連絡の場として活用され、部局を越えた統一的な対応をスムーズに行うことが目的となる。新華社が伝えた。

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グループの内訳は以下のとおり。

(1)緊急修理救済グループ。被災地の廃虚の整理、負傷者など市民の救助、救援スタッフ及び空中投下物資の手配を担当。軍総参謀部が指揮をとる。

(2)市民生活グループ。被災者の救済作業、資金の手配を担当し、生活の保障に責任を持つ。国内外からの援助金の管理も同グループが行う。民政部が指揮をとる。

(3)地震観測グループ。地震局が指揮を取り、地震の観測及び大規模な余震の警報発令などを担当する。

(4)衛生防疫グループ。医療チームの組織、医薬品の手配、感染病流行抑制の責務を負う。衛生部が指揮をとる。

(5)広報グループ。被災地の状況についての情報を公表。迅速かつ正確な情報提供により国内外の世論を正しくリードする。中国共産党中央宣伝部が指揮をとる。

(6)生産回復グループ。鉱工業、農業の生産を回復させ、被災民の自活の道を早急に回復することを目的とする。工業情報化部が指揮をとる。

(7)インフラ確保再建グループ。交通、通信、電気、水道、ガスなどのインフラの確保と修復を担当、また本格的な再建の計画立案も担当する。発展改革委員会が指揮をとる。

(8)水利グループ。ダム及び河川の安全と飲料水の確保を担当する。水利部が指揮をとる。

(9)社会治安グループ。被災地の治安対策を担当する。公安部が指揮をとる。(翻訳・編集/KT)

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