Record China 2008年5月20日(火) 11時54分
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19日、四川大地震の影響により、省内の文物や古跡に破損などの被害が出ている。世界遺産に登録されている都江堰二王廟古建築群や成都市内の武侯祠、杜甫草堂など多くの被害が確認された。写真は成都市の武侯祠。
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2008年5月19日、四川大地震の影響により、省内の文物や古跡に破損などの被害が出ているという。最新のまとめによると、国家級の文物へは45件、省級の文物へは59件の被害が報告されている。大洋網による報道。
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四川省には数多くの世界遺産が存在するが、これらの文物や遺跡への多大な被害が国家文物総局などの調べで明らかになった。今回の地震は多くの人命を奪っただけではなく、巴蜀文化にも取り戻すことのできない被害を与えた。
李白の故居として知られる江油市の「青蓮故居」。唐代から残る山門は崩れ落ち、書斎として使われていた部屋も壁は穴だらけという状況。また中国革命の元老、朱徳や陳毅の故居も少なからざる破損があった。
治水施設として有名な都江堰二王廟古建築群は跡形もなく崩れ、観光客も生き埋めという状況。都江堰市文物局の職員とその家族の死亡が確認されている。成都市内でも武侯祠の壁にひびが入り、杜甫草堂では建物への被害の他、清代の花瓶2つが破損した。三星堆などの文物保存庫にも被害があった。
こうした被害状況に対して四川省文物局は24時間の警備体制を強化した。さらに国家文物総局にも技術指導及び資金面での援助を依頼した。(翻訳・編集/小坂)
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