Record China 2008年5月20日(火) 10時51分
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19日、倒壊した宿舎の下敷きになっていた男性が18日、107時間ぶりに瓦礫の下から救出された。生存を絶望視された彼の妻は、周囲の人々に説得され埋葬準備を始めていたという。写真はしほう市で124時間ぶりに救出された女性。
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2008年5月19日、広東省広州市の「新快報」は四川大地震で107時間ぶりに救出された男性とその家族を取材。
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四川省什●(しほう/●=方におおざと)市端虹村の農家に住む陳さん(女性)は、地震発生当時家の中にいたが、すぐに飛び出して事なきを得た。高校に通っている16歳の娘も無事だったが、市中心部にある中学校の食堂で働いている夫、李さんとは連絡が取れないまま。心配になった母娘は13日早朝、徒歩で50km離れた紅白中学校へ向かった。
途中、川心店という場所で化学工場から有毒ガスが流出。頭痛と吐き気に襲われたため、家に戻ることを余儀なくされた。14日、再び出発した陳さんと娘は市内の遺体安置所や病院をめぐり、夫を探したが見つからなかった。偶然、夫の同僚に会い「宿舎が全壊した。たぶん李さんはダメだろう」と言われたという。
陳さん親子はあきらめきれずに、余震の続く山道を毎日往復して倒壊現場で夫の姿を探した。17日早朝、瓦礫の下からついに助けを求める夫の声が。地震発生後107時間ぶりに救出された李さんは、奇跡的に怪我ひとつなかった。それまでに周囲の人から夫の生存をあきらめるよう何度も説得された陳さんは、奇跡を信じる一方で自宅の裏山に埋葬用の穴を掘っていたことを記者に打ち明けた。(翻訳・編集/本郷)
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