Record China 2008年5月20日(火) 14時42分
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16日、四川大地震の発生から丸100時間が過ぎたじゅうほう市で、左足を切断しようやく救出された男性(51歳)。死を覚悟して自らの左腕に「遺言」を書いていた。写真は16日夕、徳陽市で約100時間ぶりに救出された生存者。
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2008年5月16日、四川大地震の発生から丸100時間が過ぎた什●(じゅうほう、●は方へんにおおざと)市で、左足を切断してようやく救出された劉徳雲さん(51歳)。途中、死を覚悟した劉さんは、自らの左腕に「遺言」を書いていたことがわかった。19日付で重慶晩報社が伝えた。
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劉さんは救出された時、朦朧(もうろう)とした意識の中で娘さんの顔を確認すると、左腕を見るよう目で合図を送った。娘さんが急いで確認すると震えたような文字が。そこには、「王さんに3000元(約4万2000円)の借金がある」と書かれていた。
市内の工場に務める劉さんは地震当時、仲間3人とトランプゲームに興じていた。ところが一瞬のうちに瓦礫(がれき)の下敷きに。しばらく経った後、助からないことを覚悟した劉さんは「借金したまま死ねない」と思い、自由に動く右手で胸ポケットからボールペンを取り出した。無事に「遺言」を書き終わった後は、「これで思い残すことはない」と安心したという。
生き埋めになった100時間もの間、劉さんは3歳になる孫の笑顔を思い浮かべながら、何度も自分の頬を叩いて必死に眠気と闘った。だが、劉さんが救出される少し前、一緒に頑張ってきた仲間の1人が「もうダメだ、先に行くよ。劉さんは頑張れ」と言って亡くなってしまった。後になってそれが、自分が救出されるほんの数時間前だと知って「あともう少しだったのに」と泣き崩れたという。(翻訳・編集/NN)
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