<四川大地震>生中継で80時間ぶり救出劇、身重の妻に会えず担架の上で…―中国

Record China    2008年5月20日(火) 15時31分

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19日、四川省の地元「四川テレビ」は生中継で、80時間ぶりに救出された男性の様子を伝えた。男性は発見から7時間、ようやく救出されたものの間もなく担架の上で息絶えた。写真は18日の北川チャン族自治県。

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2008年5月19日、四川省の地元「四川テレビ」は生中継で、80時間ぶりに救出された男性の様子を伝えた。男性は発見から7時間、ようやく救出されたものの間もなく担架の上で息絶えた。四川省の成都商報(電子版)が伝えた。

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この男性は陳毅(チェン・イー)さん(26歳)。同省綿陽市北川チャン族自治県に出稼ぎに来ていて被災した。故郷には間もなく出産予定の身重の妻が待っているという。陳さんが発見されたのは15日午後4時(現地時間=以下同)。震災からすでに73時間が経過していた。四川テレビは、ここから生中継を開始。救援隊は当初、ジャッキを使えば30分ほどで救出できると楽観していた。

だが、当初の予想を超えたがれきの山に救援隊はてこずり始める。その間、テレビ局のレポーターや救援隊が陳さんを励ました。陳さんも意識ははっきりしており、「もうすぐ子供が生まれるんだ。もう丸3日間何も食べていないけど、子供のためにも頑張らないと」と応じる。だが救出までの数時間、気丈に頑張っていた陳さんだったが、担架に運ばれて間もなく死亡が確認された。記事では、クラッシュ症候群対策がとられていたかどうかは、触れられていない。(翻訳・編集/NN)

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