<四川大地震>北川チャン族自治県の13村、防疫チーム入れず―中国

Record China    2008年5月20日(火) 18時38分

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20日、四川大地震で甚大な被害を受けた北川チャン族自治県の20か村のうち、13村に続く道路が寸断され、感染病防止のための防疫作業ができない状態となっている。写真は19日、同自治県で、黙祷を行う救援部隊。

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2008年5月20日、中国中央人民ラジオ局の番組「中国の声」(午前10時24分=現地時間=から放送)によると、四川大地震で甚大な被害を受けた北川チャン族自治県の20か村のうち、13村に続く道路が寸断され、感染病防止のための防疫作業ができない状態となっている。「中国ラジオ網」が伝えた。

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四川大地震の各被災地にはすでに8500人以上の医療チームが到着し、感染病防止のための防疫作業が進められている。だが、北川チャン族自治県の13か村に続く道路は完全に寸断されており、防疫チームが入れない状態。このため、衛生状態の悪化が懸念されている。

報道によると、被災者の多くは衛生観念や防疫意識に乏しく、こうしたことが感染症拡大の要因になるとして懸念が高まっている。中国疾病コントロールセンターは、衛生・防疫知識が書かれたちらし400万部を作成し、各被災地に配布した。だが、多くの被災者は風邪や咳など様々な身体の不調を訴えており、気温上昇のせいでハエや蚊の数も急激に増えてきたという。(翻訳・編集/NN)

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