<四川大地震>深刻被災地のダムが移動!?住民を避難へ―広元市

Record China    2008年5月20日(火) 22時44分

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20日、四川大地震の被災地・四川省広元市にある碧口ダムが地震の影響で大きく移動し、25か所も問題が発見された。県では周辺に住む住民を避難させる構え。写真は地震の震源地・四川省ぶん川県。

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2008年5月20日、四川大地震の被災地で最も深刻な被害を受けた四川省広元市青川県にある碧口ダムが、地震の影響で全体の位置が大きくずれている。荊楚網の報道。

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震災発生後、専門家が碧口ダムの水力発電所を3回にわたり検査したところ、25か所に問題が見られたほか、ダム全体の位置が大きくずれていることが分かった。垂直方向には最大で24mmの沈下、水平方向には最大28mm移動していた。

現在、ダムは増水期に当たり、水位は583mにまで上昇すると見られている。広元市震災救援指揮部は、万が一のダム決壊などを考慮して、青川県震災救済本部に対し、ダム付近の住民を直ちに海抜583m以上の場所に避難させるよう伝えた。

同県人民代表大会の向勇(シアン・ヨン)副主任によると、碧口ダムを含め、同県内には4か所のダムがあるが、水害を未然に防ぐためにいずれも大量の放水を実施することを検討しており、ダムの放水区域に当たるダム南側の住民はすべて、安全な場所に避難させる構えだ。(翻訳・編集/愛玉)

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