日本が「みちびき」4号の打ち上げに成功=「同じように遅れて開発を始めたのに、日本は中国のずっと先を行っている」―中国ネット

Record China    2017年10月11日(水) 14時10分

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11日、中国メディアの新聞網は日本のみちびき4号が打ち上げに成功したと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

2017年10月11日、中国メディアの新聞網は日本のみちびき4号が打ち上げに成功したと伝えた。

10日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット36号機を使用して、準天頂衛星である「みちびき4号」が打ち上げられた。28分後に予定の軌道に乗り、打ち上げは成功した。

記事は、「みちびき」が日本版GPSの衛星で、4号機の打ち上げが成功したことで4機体制となり、2019年度からサービスを開始する予定だと紹介。米国のGPSと併用することで、誤差をこれまでの約10メートルから6センチメートルほどにまで縮めることができるという。

4機の「みちびき」のうち3機は準天頂軌道を周回し、1機はアジア上空の静止軌道にある。そのため、ユーザーは正確な位置情報を得ることができるという。日本政府は、23年度までに7機体制にする予定だ。

記事は、宇宙政策委員会の鈴木一人氏が、米国のGPSが故障または使用不能になった場合、日本の準天頂衛星システムが軍事的利用の予備システムになると述べたと紹介。軍事専門家からは、準天頂衛星システムが最終的に日本の武器システムに大きな制御権を与えることになるのではないかとの意見が出ていることを伝え、軍事的な用途に対する警戒感を示した。

これに対し、中国のネットユーザーから「現実は直視すべきだ。日本は工業、科学技術で中国より進んでいる。ただ日本は控えめなだけだ」「同じように遅れて開発を始めたのに、日本は中国のずっと先を行っている」など、日本を評価するコメントが多く寄せられた。

また、「われわれはまず国内の測位システムからちゃんとつくるべきだ。もう何年も北斗について聞いているが、いまだに生活の中で応用されていない」という意見もあり、中国が独自で開発を進める衛星測位システムに対する不満の声も少なくなかった。(翻訳・編集/山中)

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