BRIDGE 2017年10月13日(金) 16時10分
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韓国の旅行大手「ハナツアー」が10日発表した韓国人の海外旅行動向によると、急増する韓国人海外旅行客の間で、日本の人気がますます高まっている。写真は成田空港。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2017年8月の訪日外国人客数は前年同月比20.9%増の247万7500人で、単月として過去最高を記録した。1-8月の累計では1891万6200人に達し前年同期と比べ17.8%増、通年で2400万人を突破した16年の数字を上回る可能性が高くなっている。
17年の訪日客のうち、絶対数・伸び率ともに圧倒的な存在感を示しているのが韓国人だ。16年に訪日した韓国人は500万人、同国民のおよそ10人に1人に当たる数字に達しているが、今年はこれに加えて毎月前年比2桁の伸びをみせる勢い。1-8月の累計では、数でこそ466万800人と中国(488万2200人)に及ばないものの、前年同期からの伸び率はなんと41.7%にもなっている。
背景には、海外旅行をする韓国人自体が増えていること、そして旅先としての日本人気が韓国人の間で高まっていることがあるだろう。
10日、韓国の旅行大手「ハナツアー」の発表によると、9月の韓国人の海外旅行需要(航空)は28万3000人余りで、前年同月から19.3%増となった。行き先別では日本が37.3%で首位、次いで東南アジア(33.8%)、中国(11.5%)、欧州(8.0%)、南太平洋(5.4%)、米州(3.7%)の順だった。うち、東南アジアと日本は前年同月からの伸び率でも各48.9%、30.3%と、1、2位に並んでいる。
また、9月30日から10月9日までの秋夕(チュソク。中秋節)の大型連休中にハナツアーのパッケージ旅行商品を利用して海外旅行に出掛けた人は7万8000人で、行き先別では東南アジア(44.5%)に次いで日本(25.0%)が2位に入った。旧暦にのっとる韓国の秋夕連休は毎年日付が変わるが、16年の同連休前後10日間の数字と比較すると、全体では42.8%の伸び、行き先別では日本が約2倍に激増した。
ハナツアーによると、10月10日時点の集計で、韓国人の海外旅行需要は10月が前年同月比20.3%増、11月は44.4%、12月は56.8%と、それぞれ大きく伸びているという。これまでの傾向が続けば、訪日韓国人客は今後も相当な勢いで増えていきそうだ。(提供/Bridge・編集/Minami)
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