Record China 2008年5月22日(木) 2時46分
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21日、いまだ余震の続く四川省で、今後、震源が四川省の北東部に位置する陝西省西安市方向へ移るとの情報が一部で流れているが、専門家はこの可能性を「根拠が無い」と否定した。写真は西安市。
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2008年5月21日、専門家の分析によると、今回の四川大地震は「本震-余震型」(大きな本震の後に小さな余震が続き、時間とともに発生数が減少していく)と断定された。いまだ余震が続く中、今後、震源が四川省の北東部に位置する陝西省西安市方向へ移るとの情報が一部で流れているが、専門家はこの可能性を「根拠が無い」と否定した。新華社の報道。
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中国地震学会地震学専業委員副主任の許忠淮(シュー・ジョンフアイ)氏と中国地震台網センターの担当者によると、震源地の四川省[シ文]川(ぶんせん)県から北東方向の地域には今回の地震による断裂帯が走っており、この周辺に余震が頻発しているのは事実だが、距離的にそれが西安市まで届くことはあり得ないとした。本震発生後、余震の及ぶ範囲が徐々に拡大していることは事実だが、現時点で余震の発生帯はすでに300km範囲に及んでおり、さらなる拡大は予想していないという。
また、大地震が発生する場所は往々にして、過去数年から数十年の間に大きな地震を観測する。今回の[シ文]川県も、1976年に大地震が発生した河北省の唐山市も例外ではない。しかし、西安市では最後に大地震を観測したのは300年前のことであり、この観点からも、西安に大きな地震が発生する可能性は低いといえるとした。(翻訳・編集/愛玉)
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