<四川大地震>女子中学生60人が生き埋め、絶望の中で死を選ぶ同級生も―北川チャン族自治県

Record China    2008年5月22日(木) 6時6分

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5月21日、北京電視台(テレビ)の人気キャスターが四川大地震の被災地レポートを自身のブログで公開。同級生60人が校舎の下敷きになった北川中学で、奇跡的に助かった女子中学生がいた。写真は北川中学での捜索。

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2008年5月21日、北京電視台(テレビ局)の人気女性キャスター、李静(リー・ジン)が四川大地震の被災地レポートをインターネット上の自身のブログに公開。北京市の「新京報」が伝えた。

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5月19日に更新された彼女のブログは「瓦礫の中で同級生と交わした約束」という題名。校舎が全壊した四川省北川チャン族自治県の北川中学で、50時間ぶりに建物の下から救出された14歳の女子中学生を取材したもの。李静のブログを要約すると以下の通り。

ヤオヤオ(瑶瑶)は、同級生60人と一緒に校舎の下敷きになった。身動きが取れない状況の中で、彼女たちは互いに励ましあいながら救助を待っていた。だが、飢えと寒さ、暗闇と恐怖との戦いに力尽きた同級生らは「もうだめ。死にたい」と口にするように。ある少女は「ヤオヤオ。私、頭をぶつけて死ぬわ」と言ったとたん、近くの壁に頭をぶつけて亡くなったという。

1人、また1人と声が聞こえなくなっていく中、ヤオヤオと同級生数人は歌を歌い、「ここを出たら、みんなでおなかいっぱいご飯を食べようね」と約束。のどの渇きに耐えられなかった彼女は近くにあった墨汁を飲み干した。そして地震発生から50時間後の14日午後、ヤオヤオと同級生3人が解放軍兵士らによって救出されたのである。

19日の李静のブログには、21日午後10時現在、261万5000件を超すアクセスがある。(翻訳・編集/本郷)

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