<四川大地震>被災地には34もの地震湖、決壊の恐れも―中国

Record China    2008年5月23日(金) 11時12分

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22日、国土資源部は先日の大地震により出現した地震湖が極めて危険な状態で、一部では水位が増しており、決壊した場合には広い範囲に大きく影響すると発表した。写真は17日、緊急避難する住民。

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2008年5月22日、中国新聞網が伝えたところによると、国土資源部は先日の大地震により出現した地震湖が極めて危険な状態で、一部では水位が増しており、決壊した場合には広い範囲に大きく影響すると発表した。

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21日までの航空写真と人工衛星からのデータを分析した結果、被災地には合わせて34の地震湖がある。その内、水量が300万立方メートル以上の大型のものは8か所で、最大のものは675万立方メートル(およそ東京ドーム5.4個分)。これらの地震湖のうち5つが堤防の状態が安定しておらず、災害の危険があるという。

関係者によると、地震発生後、地震湖では調査、監視、科学的評価などの措置を取っており、同時に航空レーダーなどからの画像により分布を調査している。水位の状態や堤防の構造について検討し、条件が比較的よく難易度が高くない場合には、掘削などを行い効果を上げているという。

また、決壊の恐れのあるところでは、下流沿岸の低地に住み影響が懸念される市民に対し、移転措置が取られたという。

関係者によると、強い余震が発生した場合、新しい地震湖が形成される可能性もあるため、関係部署では現在も監視や警備を強化している。(翻訳・編集/YY)

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