Record China 2008年5月23日(金) 22時11分
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22日、四川大地震の深刻な被災地・四川省徳陽市で、救援物資を運送するトラックが私営商店に物資を転売するかのような光景が目撃され、住民数千人の怒りに火をつけた。
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2008年5月22日、四川大地震の深刻な被災地・四川省徳陽市羅江県で、救援物資を運送するトラックが私営商店に物資を転売するかのような光景が目撃された。住民数千人の怒りに火をつけ、流血の大騒動が巻き起こった。明報の報道。
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騒ぎの発端は、1台のトラックが大量の食糧や水などを個人商店の店先に降ろしているところを数人の住民が目撃し、救援物資の横流しではないかと疑ってトラックの乗員を問い詰めたところ、荷物を降ろしきらないままトラックが走り去った。このため、住民らが警察に通報した。警官が駆けつけた後、ナンバープレートをつけていない軍用ジープが店の前に現れ、武装部門を名乗った後、店先に置かれた商品を回収しはじめた。住民らがこのジープを取り囲んだが、警官の誘導でこのジープは走り去ってしまう。
その後、住民に説明を求められた警官が店主に店のシャッターを開けるよう指示すると、店内からは大量の物資が出てきたため、住民らの怒りはさらに沸騰、店主は警察に連行されていった。さらに、商品を積んだジープが派出所に入っていったのを目撃した住民が出たため、横流し疑惑はさらに深まった。
騒動の拡大に、駆けつけた警官の数は数百人。公安職員が必死に釈明を試みたが、住民の怒りは警官にも向けられ、ついに公安職員を殴る者が現れた。騒ぎは堰を切ったように暴動に発展、住民と警官のもみ合いとなり、パトカーまで襲撃される騒ぎとなった。市公安局副局長も負傷し、病院へ搬送された。最終的には公安職員が、事件の真相究明を約束したことで、騒ぎは一応の収束を見た。(翻訳・編集/愛玉)
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