<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・陸上中国オープン、劉翔を待つ国家体育場(現地レポ)

Record China    2008年5月24日(土) 15時53分

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陸上の北京五輪テスト大会の初日、夜の部の試合が7時からスタートした。前回の競歩、マラソンと違い、今回は初めて国家体育場の観客席がほぼ全て開放され、3階席まで含めると9万人を収容するビッグスタジアムがいよいよ本領発揮というわけだ。写真は22日の様子。

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鳥の巣の中は、夕暮れ時になって蒸し暑さがぐっと増してきた。

陸上の北京五輪テスト大会「中国オープン」の初日、夜の部の試合が7時からスタートした。前回の競歩、マラソンと違い、今回は初めて国家体育場(鳥の巣)の観客席がほぼ全て開放され、3階席まで含めると9万人を収容するビッグスタジアムがいよいよ本領発揮というわけだ。

午後7時現在、1,2階席ともパラパラというお客さんの入り。メインスタンドの側は結構、埋まってきた。今日は夜9時(日本時間10時)から、110m障害の世界記録保持者、劉翔が初お目見えする。一足早く、間近で劉翔を見たいという北京市民たちだ。そして、おそらく、これから劉翔目当てのお客さんが、仕事を終えて、続々と鳥の巣に集まってくるのだろう。

先ほど、担当者に聞いたところ、すでに今日発売のチケットは全て売り切れ。北京市民の注目度の高さが伺える。

最初の競技である女子100mの予選1回戦が始まった。華やかな音響と軽快な中英2か国語のアナウンスが会場を盛り上げる。オリンピックの華・陸上の本番が2か月あまりあとここで行われる。そのときは、この雰囲気にさらに輪をかけて、華やかなフィールドとなるのだろう。

劉翔が出場する110m障害の1回戦は夜9時のスタート。日本からも内藤真人(ミズノ)、大橋祐二(ミズノ)が劉翔とは違う組で出場する。何とか次に進んで、「中国の英雄」との対戦を果たして欲しいものだ。

そして男子100mでは、午前中の1次予選を勝ち抜いた朝原宣治と塚原直貴もいる。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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