2008年5月23日、世界自然基金会（WWF）中国代表所の最新情報によると、中国最大の野生ジャイアントパンダを有する［山民］山山系のパンダ保護区も深刻な被害を受けていることがわかった。中国新聞社が伝えた。

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四川、甘粛両省の林業庁及びWWFが関係保護区から得た情報によれば、23日までに、20か所近くの［山民］山山系のパンダ保護区が深刻な地震の影響を受けていることがわかった。現在もなお、正常な業務が行えず、さらに野生のパンダはその生態の把握が難しいため、野生パンダの被害の状況を正確に知ることができない。

［山民］山山系は、四川、甘粛省両省にまたがる中国最大のパンダ生息地域であり、ジャイアントパンダの数は中国全土の40．4％を占め、現在政府がこの地域に相次いで27か所のジャイアントパンダ自然保護区を設立している。第3回目の生息地調査によれば、全国にいるジャイアントパンダの数は1596頭。

WWF中国のダーモット・オゴーマン氏は、全力で協力に当たることを表明しており、災害状況が安定した後、林業部門や自然保護区などと協力して、地震がこの地区やジャイアントパンダ、生態系などに与える影響を調査し、保護活動の展開に協力したいとしている。（翻訳・編集/中原）