韓国のインスタ映えスポット、観光客のマナー違反で“荒れ野原”に=韓国ネット「自分勝手な人が多過ぎ」「日本人の道徳の1%だけでも見習おう」

Record China    2017年10月27日(金) 7時30分

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25日、韓国・JTBCなどは、韓国で「インスタ映え」するとして人気沸騰中のスポットが、観光客のマナーの悪さが原因で悲惨な状況になっていると報じた。写真は慶州の観光スポット・瞻星台。

2017年10月25日、韓国・JTBCなどは、韓国で「インスタ映え」するとして人気沸騰中のスポットが、観光客のマナーの悪さが原因で悲惨な状況になっていると報じた。

人々の目を引き付けているのは、イネ科の植物「ミューレンベルギア」。韓国ではその形状から「ピンクススキ」とも呼ばれ、秋になると穂が赤みを帯びて美しく、風が吹くとより幻想的だという。SNSで人気が高く、インスタグラムに寄せられた写真は10万件を超える。

しかし人気の裏で、「インスタ映え」する写真を撮ろうとミューレンベルギアの群落地に押し寄せる人々により深刻な問題も生じている。韓国で「ミューレンベルギア四大聖地」に数えられる京畿道(キョンギド)楊州(ヤンジュ)のナリ公園、釜山(プサン)大渚(テジョ)生態公園、亀尾(クミ)洛東江(ナクトンガン)体育公園、慶州(キョンジュ)瞻星台(チョムソンデ)周辺はいずれも観光客のマナー違反に頭を抱えているというのだ。

各スポットの関係者らは「写真を撮ってもらうためのフォトゾーンを設置したにもかかわらず、ミューレンベルギアを踏んで(群落の)中で撮影する観光客が増加したため、ススキが育たなくなってしまった」と口をそろえる。一部では「進入禁止」の札をを2倍ほどに増設し、週末にも管理人を常駐させるなど対策を取っているそうだ。しかし、観光客にマナー違反を注意をすると「さっきの人も撮っていたのに、なぜ私だけ?」「写真を撮りに来たのだから絶対に撮る」と反論する人も多く、中にはなんと鎌でススキを刈っていく人もいるとのこと。

問題はこれだけではない。ナリ公園の場合、8月には10万人だったが訪問客が9月には100万人に急増し、周辺の違法駐車や渋滞などに関し苦情が多く寄せられているという。 関係者は「現在、駐車場の確保が困難な状態」と話している。

こうした報道に、韓国のネットユーザーからは「これでは他国の観光客のマナーをどうこう言えない」「自分勝手な人が多過ぎる」「韓国人の意識レベルは後進国並み」など怒りの声が相次ぎ、「ろうそく革命を実現し、自ら秩序と清潔を守っていた国民じゃなかったっけ?」「はあ…日本人の公衆道徳の1%だけでも見習おうよ」との嘆き節も上がっている。

対策として「群落でヘビを放し飼いにすれば解決するのでは?」「言うことを聞いてもらうには、海外のように厳しい罰金制度を導入すべき」などの提案も出たが、それよりも最近の「インスタ映え」ブームに対し「SNSは人生の浪費」「インスタ最悪」「写真1枚アップして『行ってきました』自慢はもう終わり」など不満を訴えるコメントの方が多く見られた。(翻訳・編集/松村)

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