BRIDGE 2017年10月27日(金) 8時50分
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韓国の旅行情報サイト「トラベルバイクニュース」が、日本の温泉旅ビギナーに向けて日本の温泉でのマナーを説く記事を報じた。イメージ写真。
北の地域からは紅葉の便りが聞かれ、いよいよ秋が深まる季節。韓国では日本旅行の目的地に温泉を選ぶ人も増えるとみえ、韓国の旅行情報サイトには「秋冬にお薦めの日本の温泉地」を紹介する記事もちらほら見受けられる。
そうした中、世界各地の旅行情報を発信する韓国のサイト「トラベルバイクニュース」が、日本の温泉旅ビギナーに向けて日本の温泉でのマナーを説く記事を報じた。「礼儀正しい日本人の中でどうしても緊張してしまうだろうが、あらかじめ日本の文化と礼節を身に着けて、旅を快適に楽しもう」との趣旨だ。日本人には既知の内容も多いが、韓国の人にとってどんな点がポイントなのか見てみよう。
最初のマナーは浴衣について。記事は浴衣を「もともと室内着だが、夏祭りでは(屋外でも)多く着られる」と説明、また「旅館では入浴後に着用し、寝間着にもなる」としている。さらに浴衣には着物と違って足袋ははかず、素足に下駄を履くと説いた。
次に、「玄関では靴を脱ぐ」。脱いだ靴は爪先側を玄関に向けておき、さらに長時間室内にいる場合には靴箱に入れるのが「日本の礼儀作法」とのこと。またホテルとは違って旅館では必ず靴を脱ぐことを「忘れないように」と念を押している。そして、旅館の客室には畳が敷かれている場合が多く、「靴はもちろん、スリッパで畳に上がってはいけない」「畳に座る際は座布団を使い、他人の家で座布団に座る時には礼儀正しい姿勢を取るのが一般的」とした。
このほか旅館の客室に関しては、「日本建築の特別な空間」である「床の間」に「子どもが上がったり荷物を並べたりしないように注意」、また押し入れにある布団は夜になると担当のスタッフが敷いてくれ、翌朝もスタッフが上げに来るのでそのまま置いておいてもよい、との解説がされている。
そして温泉宿では大事な大浴場での注意点もあるが、こちらは韓国にも共同温浴施設が珍しくないためか、「他の宿泊客と一緒に使用するので迷惑にならないように」と意外にあっさりとした内容。
さらに記事では、旅館の夕食例として懐石料理の品数や供される順序などを詳しく説明、最後に料金システムや支払いについて「日本の旅館は客室料ではなく1泊2食の1人当たりの料金を表示する」「多くの場合、宿泊料金にはサービス料が含まれている」「チップは不要で、貴重品はフロントに預ける」などの解説がなされていた。
守るべき「決まり」がいくつも並べられた内容に、もしかしたらむしろ緊張を増してしまう韓国人旅行者もいるかもしれないが、記事が「それ自体が最高の観光商品」とたたえる「日本の温泉旅館」を、ぜひ海外の人にも楽しんでもらいたいものだ。(提供/Bridge・編集/Minami)
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