Record China 2017年10月27日(金) 19時0分
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27日、開幕迫る平昌冬季五輪のチケット販売率が低くとどまっていることに韓国では懸念の声が上がっているが、五輪に続き開催される平昌パラリンピックのチケット販売状況がこれに輪を掛けて深刻なことが分かった。写真は平昌五輪のエンブレム。
2017年10月27日、開幕まで100日余りとなった韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪のチケット販売率が低くとどまっていることに韓国では懸念の声が上がっているが、五輪に続き開催される平昌パラリンピックのチケット販売状況がこれに輪を掛けて深刻なことが分かった。韓国・イーデイリーなどが報じた。
韓国国会・教育文化体育観光委員会に所属する趙承来(チョ・スンレ)議員(与党・共に民主党)が文化体育観光部からこの日提出を受けた資料「パラリンピック開・閉会式および競技別座席販売現況」によると、大会全体の22万3353枚のチケットのうち、販売完了分はわずか457枚、率にして0.2%にとどまっていた。
種目別でみても販売率が1%を超えた種目は一つもなく、最も率の低い車いすカーリングでは0.09%。また、販売率が最も高い開会式も191枚、0.95%しか売れていないという。
平昌五輪も全チケット106万8627枚のうち25.8%に当たる27万5964枚しか売れていないというが、パラリンピックは販売率でこの100分の1にも達していないことになる。
趙議員は「世界中の人の祝祭であるパラリンピックまで4カ月ほどしか残っていないにもかかわらず、チケット販売率がたったの0.2%にしかなっていないのは実に心配だ。懸命に大会に備える選手たちをがっかりさせないよう、五輪と合わせて積極的な宣伝が必要だ」と訴えている。
しかしこの数字と訴えにも、韓国ネットユーザーの反応はいまひとつのようだ。記事に寄せられるコメントも多くなく、「チケットが高過ぎる」「あの田舎にわざわざぼったくり料金を払いに行くなんて」「スキーしに行くでもなく、ただ観戦しに行くのもねえ」など否定的な声ばかりが並ぶ。
また、「こうなると思ったよ」「今からでも遅くない。大会を“返納”しよう」「韓国がやることだもの。こんなものでしょ」と冷ややかな声もあり、前向きな意見はほとんど見当たらなかった。(編集/吉金)
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