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<四川大地震>被災者の心のケアも重要、ある女子中学生の場合―広東省広州市

Record China    2008年5月25日(日) 22時26分

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24日、広東省中医院大学城医院では、現在ここに搬送されてきた被災者17人のうち、多くの患者が入院当初に気分の落ち込みなどが見られたという。このため医院では、カウンセリングと怪我の治療を同時進行で行っている。広州日報が伝えた。写真は被災児童への心理カウンセリング。

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2008年5月24日、広東省中医院大学城医院では、患者の世話をする看護士や配膳人には、極力四川省出身のスタッフを配置する配慮をしている。この医院の看護士によれば、現在ここに搬送されてきた被災者17人のうち、多くの患者が入院当初に気分の落ち込みなどが見られたという。このため医院では、カウンセリングと怪我の治療を同時進行で行っている。広州日報が伝えた。

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「今回の患者と、従来の患者の最も違う点は、単に身体の治療が必要なだけではなく、身体と心の二つを回復させるプロセスが必要だということです。」この医院では、被災した患者を個室に入院させ、さらに家族も医院に宿泊できるようにしている。

午後、聞き慣れた四川の方言を聞き、この医院で治療を受けている都江堰源中学に通う15歳の女子中学生王倩(ワン・チエン)さんは、久しぶりに笑顔を見せた。彼女は電話口で、同じく広州で治療を受けている同じ中学の仲間を励ました。

彼女の母親によると、地震発生時彼女は化学の授業中だった。地震により、学校は一瞬で廃墟と化し、数百名の生徒が生き埋めになった。彼女のクラス60人余りの中で、逃げ出せたのはわずか10数名。彼女は近くの人に引き上げられて難を逃れたが、同級生達が一瞬にして命を落としたのを目の当たりにし、まだあどけなさの残る彼女の心は大きなショックを受けた。

「最初の頃は、娘はとても落ち込んだり、怒りっぽくなったりしていて、地震の話になると黙って泣くばかりでした。本当に心が折れたようでした。」と母親は話す。本来明朗活発だったはずの娘が変わってしまったのを見て、母親は気が気でなかった。

広州の病院での治療も4日が過ぎた。右足の傷が癒えてくるのに伴い、「心の傷」も徐々に癒えてきた。連日うなされていた悪夢も見なくなり、生きていこうという気力が出てきた。母親は目を潤ませながらこう話した。「おとといの夜、娘が電話で同級生と約束していました。亡くなった同級生のためにも生きよう、亡くなった友人の両親の世話もしてあげようって。」(翻訳・編集/中原)

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