<四川大地震>深刻な医師不足、廊下に溢れる負傷者…―成都市華西医院

Record China    2008年5月26日(月) 10時57分

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25日、負傷者で溢れる成都市の四川大学華西医院の様子が伝えられた。入院ベッドは空きがなく、廊下に寝かされている患者も少なくない。22人の医師は不眠不休で治療に当たっている。写真は23日、什ほう市で行われた遺体発掘作業。

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2008年5月25日、香港紙「明報」は、四川大地震の負傷者で溢れかえる成都市の四川大学華西医院の様子を伝えた。入院ベッドは空きがなく、廊下に寝かされている患者も少なくない。22人の医師は不眠不休で治療にあたっているが、全く人手が足りないという。24日には温家宝(ウェン・ジアバオ)首相もお見舞いと視察に訪れた。

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「せっかく救援隊が生存者を救出しても、病院では医者が足りないからすぐに診てもらえない。これで死んでしまったら意味がないではないか」と訴えるのは、同省広元市青川市の職員、倪(ニー)さん(仮名)。震災で自宅は全壊し、78歳の父親は死亡。73歳の母親は頭蓋骨骨折の重傷を負った。幸い手術で一命は取り留めたものの、2cmほど開いた傷口はガーゼでふさがれただけの状態。「医者が往診した時、傷口から白い頭蓋骨が見えた。ガーゼを取り替えてももらえなかった」と泣きながら、取材班に語った。

また、片足を切断した7歳の男の子の母親は「息子が通う綿竹小学校では300人中、20人しか助からなかった。息子は目を覚まして『ママ、僕の足は?』と聞いた。義足をつけてあげたいけど、この様子ではいつになるやら…」と涙ながらに訴えていた。(翻訳・編集/NN)

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