北京で野生の蘭の新種が発見、「北京無喙蘭」と命名

人民網日本語版    2017年11月2日(木) 7時0分

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北京市園林緑化局が31日に発表した情報によると、北京林業大学の研究者は北京地区でこのほど蘭の新種を発見し、「北京無喙蘭」と命名した。これは中国で唯一の北京をレクトタイプ産地とし、「北京」という名が付けられた蘭で、これにより無喙蘭属の種類が7種に増えた。

北京市園林緑化局が31日に発表した情報によると、北京林業大学の研究者は北京地区でこのほど蘭の新種を発見し、「北京無喙蘭」と命名した。これは中国で唯一の北京をレクトタイプ産地とし、「北京」という名が付けられた蘭で、これにより無喙蘭属の種類が7種に増えた。新華社が伝えた。

同局の紹介によると、「北京無喙蘭」は北京林業大学の沐先運博士が北京で別の希少植物「Cypripedium shanxiense」の長期追跡調査を行っていた際に、北京市延慶区で見つけた貴重な蘭だ。細部構造分析、文献調査、ロシア人専門家との検討、国内蘭専門家の確認により、この新種が正式に発表された。専門家はこれについて、北京野生植物多様性の研究に対する重大な貢献であり、北京地区の野生の蘭が18属・24種になったと述べた。

蘭は生存環境に敏感で、成長の重要時期に複数の条件が同時に満たされなければ、生き延びることができない。「北京無喙蘭」は腐生植物で、葉緑素と葉を持たないため、光合成ができず、土壌中の特殊真菌から養分を得るしかない。そのため環境に対しては非常に敏感だ。(編集YF)

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