15年以内に中国で大地震多発の恐れ―地震専門家

Record China    2008年5月29日(木) 17時23分

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29日、中国国内で15年以内にマグニチュード7以上の地震が多数発生する可能性があると、地震専門家が指摘。写真は北川チャン族自治県の被災地。

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2008年5月29日、東方網によれば、四川大地震発生から16日が経過したが、震災で亡くなった人の数は現在6万8109人にのぼっている。災害の予測と対策制度の早期実現が切実なものとなっている。

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そうした中、国務院四川大地震専門家委員会のメンバーである滕吉文(テン・ジーウェン)氏が、中国国内で15年以内にマグニチュード7級以上の地震が多数発生する可能性があると指摘した。滕氏は、近年、世界的にも大型の地震が増加しており、地震多発地帯にある中国では、地震の発生は免れ得ない現実だとし、災害に対する研究を強化し、予防的措置をすすめる必要があるとした。

中国気象局の鄭国光(ジョン・グオグアン)局長は5月16日に行なわれた第4回中国経済フォーラムにおいて、温暖化などの世界的な気候変動による台風の増加など、中国でも将来大規模な自然災害が増える可能性を指摘している。

2008年初頭には中国南部で低温、大雪による被害が出たばかり。専門家の間でも、近い将来の大規模な自然災害発生が危惧されており、事前の警報システムを早期に設立すべきだとの見方が広まっている。気候を原因とする自然災害に関する「気象災害防衛条例」が近く施行される。(翻訳・編集/岡田)

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