<四川大地震>文化財に大被害、世界遺産「都江堰」の「二王廟」も―中国

Record China    2008年5月31日(土) 6時28分

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28日、中国国家文物局は、四川大地震で被害を受けた文化財の状況について、最新情報を発表。被害は四川省、重慶市、陝西省、甘粛省の3省1市に及んだ。写真は大きな被害を受けた世界遺産「都江堰」にある「二王廟」。

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2008年5月28日、国家文物局は、四川大地震で被害を受けた文化財の状況について、最新情報を発表した。被害は四川省、重慶市、陝西省、甘粛省の3省1市に及び、世界遺産に登録されている中国最古の水利施設、四川省の「都江堰(とこうえん)」でも大きな被害を受けた。中国新聞社が伝えた。

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国家文物局の単[雨/斉]翔(シャン・ジーシアン)局長は19日から24日の間、同局の地震対策チームを連れて被災地の四川、重慶、陝西、甘粛などおける文化財の被害状況について調査した。その結果、これまでに世界遺産1か所、全国重点文化財127か所、省級文化財192か所、博物館所蔵の文化財2764件(組)が何らかの被害を被っていることが判明した。

世界遺産の「都江堰」では、建設を指揮した父子を祀った「二王廟」など古建築群でも大きな被害が出た。「二王廟」では山門や本堂が倒壊したほか、父親・李冰石(リー・ビンシー)の石像が腰から折れてしまった。現在は立ち入り禁止となっており、文化財を安全な場所に移す作業が行われている。(翻訳・編集/NN)

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