2008年5月30日、浙江省杭州消防支隊に、高所での救援・消防作業などに使う特殊消防車「●天101」（●＝敬の下に手）が納入された。1台2200万元（約3億3000万円）もするこの消防車は、最高で高度101mの地点に到達し、これは世界一の高さだという。中国新聞社が報じた。

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ここ数年、経済発展が著しい杭州市の都心部には高層ビルが林立し、現有する消防車では高度的に対応しきれなくなったことから、急きょ同消防車を手配したという。

車両生産メーカーによると、同消防車はフィンランド製で、全長16．3m、重量60．2t。操作も簡単で、地上から101mの高さに到達するまでわずか11分。タッチスクリーン・インテリジェントコントロール・システムを搭載し、外温や動力、摩擦の影響を受けず、強風の中でも風力に合わせた高度と角度の調整が可能。安全性能は極めて高いという。

これまで中国の消防車の到達高度は最高で90m、浙江省が保有する車両では51mがやっとだった。「●天101」は世界で5台、アジア地区では浙江省のみが保有する。

東京消防庁では、30m級や40m級のはしご車を保有している。（翻訳・編集汪/葉月）