低年齢化と受動喫煙、深刻な社会問題に―中国

Record China    2008年6月2日(月) 19時33分

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5月31日、中国疾病予防センターの報告によると、13〜18歳の青少年1億3000万人のうち、喫煙者が約1500万人に上っている。受動喫煙による被害も広がっている。写真は南京の街角で喫煙する女性。

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5月31日は世界保健機関が制定した(WTO)世界禁煙デー、今年のテーマは“青少年の喫煙問題”だった。中国疾病予防センターが公表した「2008年中国喫煙抑制報告」によれば、中国には現在、13〜18歳の青少年が1億3000万人いるが、青少年の喫煙者は約1500万人に上っているという。2008年6月1日、新華網が伝えた。

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同センターの楊功煥(ヤン・ゴンホワン)副主任によれば、中国の青少年における喫煙率は年々増加の一途をたどっているという。青少年の喫煙率は現在11.5%で、男子学生が18.4%、女子学生は3.6%。とくに男子の喫煙率は年齢が上がるのに比例して急速に上昇する傾向にあり、中学3年から高校1年にかけて喫煙が最も増加する時期だという。

また、さらに深刻なのは、喫煙の低年齢化が進んでいることだ。楊副主任によれば、2005年の調査では、喫煙経験のある13歳以下の子供のうち、1本吸いきった人の割合は男子が66.8%、女子が68.2%で、前回の調査と比べて15%増加しており、喫煙開始年齢も早くなっているという。

この他、中国では約半数の青少年が受動喫煙の被害に遭っており、43.9%の青少年が家庭で受動喫煙の被害に遭い、55.8%が公共の場で受動喫煙の被害に遭っているという。(翻訳・編集/岡田)

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