「チャイニーズタイペイ」名義でのWHO加盟、中国に打診か―台湾

Record China    2008年6月3日(火) 11時4分

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6月2日、台湾の国民党が台中会談の議題として世界保健機関(WHO)加盟問題を取り上げることを検討していると伝えられた。写真は北京市の五輪野球会場を訪問した呉伯雄国民党主席。

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2008年6月2日、台湾のラジオ局・中央ラジオ局は国民党が台中会談の議題として世界保健機関(WHO)加盟問題を取り上げることを検討していることを報じた。環球時報が伝えた。

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中国は「一つの中国」原則から台湾があらゆる国際組織に加盟することに反対している。台湾はたびたびWHOへのオブザーバー参加を希望してきたが、いずれも中国の反対で失敗に終わっている。2003年、中国を中心に新型肺炎(SARS)が流行した際にも台湾はWHOへの参加が拒否され、医療情報の共有に支障を来した。

先日、中国の胡錦涛(フー・ジンタオ)国家主席は、与党党首としては初めて大陸を訪問した呉伯雄(ウー・ボーシオン)国民党主席と会談、「WHO加盟問題は双方の努力によって解決可能」と初めて前向きな姿勢を示した。国民党はオリンピック委員会と同じく「チャイニーズタイペイ」名義での加盟を打診すると見られているが、大陸との調整、島内反対派との折衝もあり、最終的なプランはまだ確定していない。(翻訳・編集/KT)

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